横浜清陵・野原慎太郎監督が全校生徒に呼びかけ「一緒に戦いたい」…センバツ旗授与式と壮行会で決意表明
2025年2月20日(木)18時15分 スポーツ報知
21世紀枠でセンバツ大会に初出場する横浜清陵では壮行会が行われた(カメラ・加藤 弘士)
第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に21世紀枠で選出され、春夏通じて甲子園に初出場する県立校・横浜清陵が20日、横浜市内の同校体育館でセンバツ旗授与式と壮行会を行った。
全校生徒の拍手に包まれながら、部員25名は堂々の行進で壇上に登場した。野原慎太郎監督(42)は「今回選ばれた理由には、学校全体の取り組みというものがあります。だからこそ『応援よろしくお願いします』ではなく、一緒に認められ、一緒に評価されたみんなと、一緒に戦いたい気持ちで今ここに立っています」と生徒たちに呼びかけた。
「25名、今の状況に満足している者は一人もいません。甲子園という場所は我々にとって出ることが目標ではなく、勝つことを目標にしてきた場所です」と決意表明した指揮官。内藤大雅投手(2年)も「自分たちはまだ何も成し遂げていません。甲子園で勝つために1か月間、さらに練習して、試合に臨みたいと思います」と気合をにじませた。
サッカー部の2年生たちが応援団を務め、熱いエールを送ると場内の盛り上がりは最高潮になった。山本康太主将(2年)も「ますます頑張ろうという気持ちになりました」と感謝した。神奈川の県立校としては1954年春の湘南以来、71年ぶりの出場。思いを一つに、聖地に乗り込む。(加藤 弘士)