ENEOSの伝統守る宮沢新監督の挑戦「接戦を勝ちきる」「最後の最後まで粘る」

2025年2月20日(木)8時0分 スポーツニッポン

 都市対抗野球大会で12度の優勝を誇る、社会人野球の名門・ENEOS。昨年12月、大久保秀昭監督からバトンを受け継いだのが、宮沢健太郎監督だった。宮沢監督は現役引退後は10年間、社業に就き、昨年はヘッドコーチとしてチームを支えてきた。

 「大久保さんからは“思い切ってやってくれ”と言われている。ありがたい言葉ですね。ENEOSの野球部がずっと大事にしてきたものをやりきりたい」

 強豪チームの伝統とは——。宮沢監督によれば「接戦を勝ちきるチーム。どんな状況でも最後の最後まで粘り強く戦うチーム」だという。会社に、社員に、そして地域の方々に応援してもらえるチームづくりが根幹にある。10年間、現場を離れた時間が、視野を広げるきっかけになった。「本当にいろいろなことが勉強になりました。社会人として当たり前のことを、一から学ばせてもらった時間でした」。先を読む危機管理、人を動かすマネジメント力など、ユニホームに再び袖を通してから役立つものばかりだった。

 監督としての初陣は、3月8日に開幕するJABA東京スポニチ大会。「新人も入って、楽しみ。実戦に入ってどういう動きを見せてくれるか」と、新戦力も積極的に起用する構えだ。そして、チームの最大の目標は、都市対抗での優勝。「全員が同じ方向を見て、チームが一つになるような、そういうチームにしてきたい」。新生・ENEOSがどんな野球を見せてくれるのか、楽しみにしている。(記者コラム・川島 毅洋)

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