【浜名湖ボート PG1スピードクイーンメモリアル】水田公裕の“超イイ値”は清水愛海 進化する大器
2025年2月23日(日)4時30分 スポーツニッポン
ボートレース浜名湖の新設プレミアムG1「第1回スピードクイーンメモリアル」は5日目を迎える。「超イイ値」担当の水田公裕記者は清水愛海(あみ、25=山口)に注目した。
「緊張したけど勝ててホッとしています」。予選ラストの4日目10R。1号艇の清水愛海はインから魂の踏み込み。コンマ04のトップスタートから1Mを豪快に先取りすると、誰も寄せつけない完璧な逃げを決めて勝負駆けに成功した。
4日目は本体の整備に着手した。「前回の浜名湖は足が凄く良かった。武井さんが乗っているエンジン(48号機)です。だから、なかなか満足できなくて。整備して悪くはなっていないけど、自分の足は全体的に普通くらい。でも、乗り心地はいいですよ」。確かに上位機とは足の差は若干あるものの、高い旋回能力を発揮できる操縦性はしっかり備わっている。
127期のボートレーサー養成所チャンプ。大きな期待を背負ってデビューした。「養成所の時から転覆が多かったですね」。選手になってからも事故は多い。その分、出世は少し遅れたが、今期(25年前期)は初のA1昇級。昨年12月の下関オールレディースで悲願の初優勝を飾ると、前節の徳山中国地区選でG1初の予選突破を決めた。ダイヤの原石は磨かれて、徐々に輝き始めている。
準優は12R2号艇。「2コースは苦手ではない。浜名湖の水面も好きになった」と前向きに話す。シリーズリーダー平高との勝負。決戦が待ち遠しい。
【水田の買い目】12R。差しとは限らない。ジカ捲りとの二段構えで。3号艇の山口は伸び劣勢。相手本線はカドの利がある田口。<2>=<4>流し、<2>流し<4>。
◇水田 公裕(みずた・きみひろ)東京都出身の51歳。最近ハマっているのは焼酎の炭酸割り。腹周りが気になってきて、大好きな米を頑張って控えている。