ド軍編成本部長 日本にファン層を築きたい理由を説明「次の翔平や朗希になるかもしれない子供が...」
2025年2月23日(日)9時43分 スポーツニッポン
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク記者のポッドキャスト「The Windup’s Starkville」に出演。この2年間、日本にドジャースファンを増やすべく、経営努力をしている理由について説明している。
現在、アメリカを訪れる日本人観光客の30%が旅程にドジャー・スタジアムへの訪問を組み込むと推定されている。そして直近のワールドシリーズはアメリカよりも日本での視聴者数の方が多かった。日本市場への注力が飛躍的に強化された理由は、2023年に宮崎を訪れたときの経験だと言う。
フリードマン編成本部長は23年にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた日本代表チームの調整練習を視察、その光景に圧倒された。「ただの初日練習だったんです。投手たちはブルペンで投げ込み、ロングトスをしていました。野手たちはゴロを処理したり、打撃練習をしたりしていました。それだけなのに、2万人ものファンが集まっていた。日本の野球ファンの情熱は疑う余地がありません」と振り返る。
「野球に対する情熱がこれほど強い国で本物のファン層を築くことができれば、それは即効性があるだけでなく、将来的にも大きな利益をもたらすはず。次の大谷翔平や佐々木朗希、山本由伸になるかもしれない8歳、9歳、10歳の子供がドジャースの帽子をかぶりながらドジャースの選手になりたいと思ってくれることを願っています。日本でのブランドとファン層を拡大するために、できる限りのことをしています」
3月に開催される東京シリーズも、現在だけでなく、未来に向けての極めて重要なイベントなのである。