流れ変えるイーグルに“リベンジ”バーディ 岩井千怜が一日で見せた急成長

2024年2月24日(土)19時42分 ALBA Net

岩井千怜は納得のバーディ上がり(撮影:福田文平)

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<ホンダLPGAタイランド 3日目◇24日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

快調に飛ばした2日目の上がり18番でダブルボギーを喫していた岩井千怜。それでも上位からのスタートで、3日目は1イーグル・3バーディ・3ボギーの「70」。前日の「67」には及ばなくとも、成長を感じる一日となった。


6番までに2ボギーと流れが悪い中でも、攻める姿勢を貫いた。すると、7番パー5では2打目をグリーン奥3.5メートルにつけて2日目に続きイーグル。「プレーも明るくなった」と、ここで笑顔を取り戻した。

11番、13番でもバーディ。15番をボギーとしたが、締めくくりの18番パー5で納得の一打が飛び出す。前日はグリーン手前からのアプローチを3度打つはめになり、ダブルボギーとしたホール。2オンを狙った一打は手前のカラーに止まったが、この日は狙い通りバーディを奪った。

「きょうの自分なら大丈夫だと思っていたので、自信を持って打てました。最初は上げようか迷ったけど、落とす幅が少なかったので、手前を選択してよかった」。ピンは2段グリーンの奥の段で、落とし場所は狭い。そこでウェッジを選択し、手前から転がし、左3メートルにピタリ。これを決めてバーディフィニッシュだ。「チャレンジした自分を褒めたい」という前日の3回のアプローチがあったからこそ生まれた、自信に満ちた一打だった。

結果的には初日と同じ「70」だが、内容面では意識が違った。「初日はちょっと振り切れていなかった。2日目からどんどん攻めていこうと思ってやったらこういう結果なので、人一倍強く持たないといけない」と、攻める姿勢こそが持ち味。イヤな展開になりそうな前半からカムバックしたことは評価できる部分だ。

トータル9アンダーは16位タイ。首位とは7打差だが、2位とは4打差とまだまだ上位は射程内に入っている。「自分が伸ばすだけ。どんどんチャンスにつけないと追いつかないので、あしたも攻めるゴルフをしたい」と力を込めた。


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