岩井千怜はベルトを水平に回して安定の強ドロー、“リードショルダー”でヘッドが加速!【女子プロのドラテク】

2024年4月10日(水)13時15分 ALBA Net

岩井千怜は左肩のリードで飛ばす(撮影:福田文平)

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2024年も盛り上がりをみせる国内女子ツアー。彼女たちのスイングには効率よく飛ばす要素が詰まっている。今回、取り上げるのは女子ツアーで旋風を巻き起こしている岩井ツインズの妹、岩井千怜。今季開幕戦を制したぶっ飛びスイングを、石井忍が解説する。




千怜プロのスイングを見ると、ベルトのラインが水平に回って、センターの軸が右に倒れていません。一般的に軸を真っすぐ保とうとするとクラブは外から入りやすく、軸を右に倒した方が簡単にインサイドから入れられます。

それを千怜プロはダウンスイングで下半身からギューッと回していくことで、クラブが受動的に寝てインサイドから下ろしている。骨盤をヨコに回転させて、安定した強いドローボールを打っているのです。


注目すべきは左肩のリードの強さ。インパクトで左肩を止めると、詰まってヘッドが減速してしまいます。左肩をずっと回転させながら引っ張っていくことで、ヘッドが加速していく。これはリードショルダーといいますけど、右打ちの人は左肩、左打ちの人は右肩がリードショルダーです。

ただし、もともとカット打ちのスライサーが左肩を回し続けると、鬼のようにスライスが出るので注意してください。

■岩井千怜
いわい・ちさと/2002年生まれ、埼玉県出身。22年からレギュラーツアーに本格参戦すると、同年と翌23年に2勝ずつをマーク。今季開幕戦では早くもツアー5勝目を挙げた。双子の姉・明愛とともに優勝争いの常連となっている。2人は高い身体能力を生かした飛距離が武器の1つで、ドライビングディスタンスは常に上位。Honda所属。

■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。


◇ ◇ ◇

●平均250ヤードを超える飛距離を武器に「日本女子オープン」2勝を含む5勝を挙げている原英莉花。飛距離アップと前傾キープが期待できる“しゃがむ”動きを真似るには? 関連記事【世界基準の飛ばし屋・原英莉花は“シットダウン”でヘッドを走らせる!】をチェックしよう。


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