リュディガー、トッテナムファンの反応に失望「人種差別が勝利した」

2020年2月24日(月)14時12分 サッカーキング

チェルシーに所属するリュディガー [写真]=Getty Images

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 チェルシーに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、人種差別とこれからも戦っていくと語った。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 リュディガーは昨年12月22日に行われたプレミアリーグ第18節トッテナム戦で、トッテナムのサポーターからモンキーチャント(猿の声真似)が聞こえてきたことを主張。これにより、試合は一時中断される事態となり、試合後には地元警察とクラブによる調査が行われた。しかし、2週間以上に及んだ調査の結果、人種差別が行われていたかどうかを立証することはできなかったことが発表された。

 そして、それ以来の対戦となった22日。チェルシーのホームで行われた一戦に先発出場したリュディガーは、トッテナムのサポーターからブーイングが浴びせられた。このような反応を受けた同選手は、ドイツメディア『スカイ』で「人種差別が勝利した」とトッテナムのサポーターに不満を示した。

「人種差別をした人たちはいつでもスタジアムに戻ってくることができる。それはつまり彼らが勝利したということだね。それは僕に対するものだけではないし、他の誰かに起きることでもある。彼らは最終的に処分されず、僕がスケープゴートとなった。それでも諦めないし、声を上げることをやめたりはしない。いつだって声を上げるが、この件に関して僕は孤独だ」

「これは惨事だよ。先週の木曜日に僕は父親となったが、社会が人種差別と闘うためには不十分であることを考え始めると、自分の子供は同じような被害に遭うだろう。仮に何も変わることがなく、子供たちが正しい教育や子育てを受けることがなければ、僕たちの負けだ」

サッカーキング

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