レッドブルF1のフェルスタッペン、テスト最終日はロングランに集中し4番手「マシンのパフォーマンスは強力だった」

2024年2月25日(日)7時35分 AUTOSPORT web

 バーレーンでのF1プレシーズンテスト初日にトップタイムを出したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、金曜日の最終セッションでは、フェラーリのシャルル・ルクレールの最速タイムから0.433秒差の4番手にとどまった。


 しかしこの日のレッドブルはシングルラップのペースよりもレースディスタンスのシミュレーションとタイヤテストに重点を置いていたと、フェルスタッペンは説明した。実際、ルクレールのベストタイムはC4タイヤで出したものであるのに対し、フェルスタッペンのベストはC3タイヤで記録された。


「今日は全体的にとてもうまくいった」とフェルスタッペン。


「マシンへの理解を深めるためにロングランに集中していた。それにマシンのパフォーマンスがとても強力なのを確認できてよかったよ」


「純粋なラップタイムには重点を置かず、様々なコンパウンドを試すという計画を立てたんだ。だから今日のラップには満足している」

2024年F1バーレーンテスト3日目 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 テスト最終日は、開幕戦バーレーンGPの初日で走り出す前に、RB20のステアリングを握る最後のチャンスだった。


「レースウイークに臨むにあたって、マシンの微調整を行い、マシンを限界まで押し上げたときにレースで何が起きるかを見極めることが重要だ」とフェルスタッペンは語った。


「これからもう少しデータを調べて、来週の計画を立てる必要がある。本当にポジティブなテストだったし、変更したすべてのことから多くを学んだので、来週を楽しみにしている」


 テスト最終日にフェルスタッペンは午後の走行を担当。午前中はセルジオ・ペレスが周回を重ねた。この日の午前セッションでは、テスト2日目に続いて排水溝カバーが緩むというインシデントが起き、セッションは赤旗中断となった。その際に上を乗り越えたのはペレスだったため、チームはマシンの損傷をチェックしなければならなかったが、幸い大きな影響はなかった。

2024年F1バーレーンテスト3日目 セルジオ・ペレス(レッドブル)


「チームにとって一年を良い形でスタートすることができた。この数日で多くの走行距離を積むことができたんだ」とペレスは語った。


「とても良いプログラムを実行し、テスト期間を最大限に活用できた。今は来週末のレースを楽しみにしている。マシンの感触はいいから、レースでどうなるかを見てみよう。今のところ、フィーリングはとてもポジティブだ」


 レッドブルのレースエンジニアリング責任者であるジャンピエロ・ランビアーゼは、テストを終えた後、「今日はこれまでの2日間の走行でやり残したことを片付け、ドライバーとクルーに来週への準備に関する細かい部分において、ある程度の自由を与えることが重要だった」と語った。


「今年は全体的に好調なスタートになったが、ハードワークはまだ始まったばかりだ。今では、我々の基盤と開発を始めるために対処が必要な分野について、より多くの情報に基づいた理解を得ることができた」


「エキサイティングな開幕戦のために(バーレーンに)戻る前に、ミルトン・キーンズでの数日間を最大限に活用したいと考えている」


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