年明け後わずか1勝も…R・ジェームズはポッター監督への信頼を強調「能力に疑いの余地はない」

　チェルシー所属のイングランド代表DFリース・ジェームズが、同クラブを率いるグレアム・ポッター監督について言及した。27日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。

　今シーズンのプレミアリーグで開幕から苦戦が続いているチェルシー。状況の打開に向けて今冬の移籍市場では総額3億2300万ポンド（約515億円）を注ぎ込む大型補強を敢行したものの、チーム状態は一向に上向かず、2023年に入ってからは公式戦でわずか1勝しか挙げることができていない。プレミアリーグでの順位も勝ち点「31」の10位に低迷している。

　現地時間26日に行われたプレミアリーグ第25節でも、トッテナムとの”ロンドン・ダービー”に0−2で完敗。公式戦3連敗、リーグ戦では実に5試合勝利がない状態となっている。こうした現状を受け、一部のファン、サポーター、メディアの間ではポッター監督の解任論が噴出。オンライン署名サイト『change.org』に同監督の解任を要求する署名が立ち上がる事態にまで陥っている。

　就任からわずか半年足らずで進退問題が浮上しているポッター監督だが、主力DFのR・ジェームズは現体制の存続を支持しているようだ。同選手はトッテナム戦後に『beIN Sport』に対し「たった一晩では何も起こらない。明日の朝、目を覚ますだけで今いる状況から抜け出せるわけではないんだ。本来いるべき場所に戻るには数週間から数カ月かかるかもしれない。でも、僕らは全員は同じページにいるし、チームとして団結している。これはポジティブな要素だよ」とコメントした上で、次のようにポッター監督に対する信頼を強調した。

「ポッター監督が過去のチェルシーの監督と同じくらい優れているかって？ それは間違いない。誰しもが彼がどれほど優れた監督であるかを目撃してきた。ブライトンをトップ4の周辺まで導いたことがそれを示している。彼の能力に疑いの余地はない。彼は僕たち選手と同じような立場にある。彼は批判にさらされているけど、プレーしているのは僕たちだ」

　なお、現段階ではクラブにポッター監督を解任する意思はないと『アスレティック』など複数のイギリスメディアは伝えている。