スーパーフォーミュラ:松田次生がKCMGのチーム監督に就任。可夢偉とともに初優勝を目指す

2019年3月2日(土)11時46分 AUTOSPORT web

 2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するcarrozzeria Team KCMGは、フォーミュラ・ニッポンで2度のタイトルを獲得した経験を持つ松田次生をチーム監督に起用したことを発表した。


 既報の通り、KCMGは2019年もパイオニアが展開するカーナビ・カーAVブランドの『carrozzeria(カロッツェリア)』のサポートを受け、carrozzeria Team KCMGとしてシリーズに参戦。小林可夢偉を継続起用し1台体制でシリーズを戦う。

小林可夢偉がドライブするcarrozzeria Team KCMGの18号車マシンカラーリングイラスト


 監督に就任することとなった松田は、フォーミュラ・ニッポンで2007年と2008年にタイトルを獲得し、スーパーGTのGT500クラスでも2014年と2015年にチャンピオンを獲得している。


 松田は2014年にWEC世界耐久選手権のシルバーストーン戦でKCMGマシンをドライブし、その後もKCMGのドライバーとしてドバイ24時間耐久レースなどのレースに参戦しており、KCMGとのつながりは深い。

1990年の長谷見昌弘車のカラーリングを再現したKCMGのニッサンGT-RニスモGT3とともにFIA GTワールドカップに挑む松田次生


 松田のチーム監督就任により、2018年までKCMGのチーム監督を務めた土居隆二はチーム代表のポジションに就くことになった。また、松田の加入とともに、トラックエンジニアにライアン・ディングルが加入することも発表された。ディングルは全日本F3選手権でキャリアを重ね、2017年、2018年はSUNOCO TEAM LEMANSのエンジニアとしてフェリックス・ローゼンクビストを担当していた。


 土居チーム代表は「国内最高峰のフォーミュラカーシリーズ参戦10年目の節目となる今シーズン、新たに松田次生監督とライアン・ディングル エンジニアの2名をチームに迎える事となり、大変嬉しくまた心強く思っております」と松田監督の就任についてコメント。


「松田監督は2014年から現在に至るまでドライバーとしてKCMGに深く関わってくれていますし、現在レーシングプロジェクトバンドウに所属するライアン エンジニアも2015年の全日本F3選手権においてKCMGの(ストゥルアン・)ムーアー選手のエンジニアを担当してくれていて、どちらもKCMGに馴染みが深く気心も知れているメンバーなので、今からシーズンの開幕を楽しみにしております」


「今年こそ可夢偉選手とともにチーム一丸となって悲願の初ポール、初優勝の目標が達成出来るよう頑張ります」


 チーム監督に就任する松田は次のように意気込みを語る。


「今シーズンからKCMGチームの監督をさせて頂くこととなり、スーパーフォーミュラというとてもコンペティティブかつチャレンジングな場で、今度は監督として戦えることを嬉しく思うとともに、今からとても楽しみにしております」


「一昨年、昨年と勝てそうでほんのあと一歩勝利に手が届かなかったチームと可夢偉選手。そのチームを今年こそは勝てる組織に出来るよう頑張ります」


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