モナコとPSGの一戦は互いにチャンスを生かせず痛み分け…南野は再三にわたって決定機を演出

2024年3月2日(土)7時15分 サッカーキング

PSG戦に先発した南野拓実 [写真]=Getty Images

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 リーグ・アン第24節が1日に行われ、モナコとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。

 ここまで23試合を消化したリーグ・アンで12勝5分6敗を記録し、勝ち点「41」の3位につけているモナコ。今節も先発に起用された日本代表FW南野拓実は、25日に行われた前節RCランス戦で値千金の決勝点をマークしており、2月のクラブ月間MVPに選出されるなど好調を維持している。公式戦19試合無敗と圧倒的な強さを見せつけるフランスの“絶対王者”に対し、チームを勝利に導くことができるだろうか。

 試合は、5分にモナコが決定機を作り出す。中盤でマグネス・アクリウシェがボールを奪って素早く前線に繋ぐと、右サイドでパスを受けたウィサム・ベン・イェデルがダイレクトでDFラインの背後にボールを流す。抜け出したフォラリン・バログンが右足で強烈なシュートを放ったものの、GKジャンルイジ・ドンナルンマに防がれてしまった。

 16分には南野が魅せる。モナコが左サイドでコーナーキックを獲得すると、ショートパスでのリスタートを選択。アクリウシェがボックス手前で待ち受ける南野にパスを送り、トラップから右足でゴールを狙う。丁寧に放ったシュートは枠の右上を捉えたが、GKドンナルンマが右手一本でビッグセーブ。守護神の好セーブによって南野の得点とはならなかった。

 勢いに乗るモナコは、25分にハーフライン左でボールを受けたカッソム・ワタラが、前線に大きなロングパスを供給。バログンが体を張って収めると、相手とのコンタクトでこぼれたセカンドボールをベン・イェデルが拾い、冷静にGKをかわしてゴールに流し込む。しかし、オフサイドの判定が下され得点は取り消された。

 さらに、前半アディショナルタイムにも、左サイドで南野からパスを受けたワタラがシザースから鋭く縦に突破し、グランダーのクロスを供給。マイナスの位置でフリーとなっていたアクリウシェがダイレクトでシュートを放つが、またもGKドンナルンマに弾かれた。

 なんとか先制点を奪いたいモナコは、58分に左サイドでコーナーキックを獲得。ショートコーナーからボックス手前の南野に繋ぐと、滞空時間の長いボールをファーサイドに蹴り入れる。フリーとなっていたベン・イェデルが放った強烈なダイレクトボレーはクロスバーに直撃。オフサイドではあったものの、南野がモナコの決定機創出に貢献した。

 大きなチャンスを作れないPSGだったが、以降は再三に渡りモナコのゴールを脅かす。67分に中盤でボールを拾ったヴィティーニャが、ブラッドリー・バルコラとのワンツーで左サイドを突破。相手陣内深くまで運び、ペナルティエリア内に駆け上がってきたバルコラにリターンを送る。そのまま左足でシュートを放つが、モナコのGKラドスワフ・マイェツキに顔面でブロックされた。

 75分には、途中投入されたウスマン・デンベレがドリブルで中央を駆け上がり、DF3枚を振り切ってバイタルエリアに侵入。ボックス左角のバルコラに繋ぐと、背後からオーバーラップしてきたヴィティーニャへとパスを送り、右足でコントロールショットを放つ。しかし、GKマイェツキが再びビッグセーブを披露。PSGが大きなチャンスを逃してしまった。

 その後も、攻勢を強めたPSGだったが、最後まで得点は生まれず試合は終了。0−0のスコアレスドローで勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。次節、モナコは10日にホームでストラスブールと対戦。PSGはチャンピオンズリーグ(CL)を挟んで同じく10日にホームでスタッド・ランスと対戦する。

【スコア】
モナコ 0−0 PSG

サッカーキング

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