楽天ドラ1・宗山 途中出場から安打でアピール 広陵先輩の広島・河野撃ち
2025年3月3日(月)5時30分 スポーツニッポン
◇オープン戦 楽天0—2広島(2025年3月2日 倉敷)
楽天のドラフト1位・宗山(明大)が広島とのオープン戦に途中出場し、7回に左前打。広陵の1学年先輩の河野が投じた145キロの直球を捉え「打ちたい気持ちはもちろんあった。ストレート勝負してくれたのでうれしかった」と感謝した。
正遊撃手を争う村林に先発の座は譲ったが、途中出場でもしっかりと結果を残した。これで対外試合は3試合連続安打とするなど、9試合に出場して22打数9安打、打率・409とハイアベレージをキープ。目標とする開幕スタメンへ、着実に歩を進めている。
故郷の広島に近い岡山での試合。地元からは自身も所属した三良坂少年野球クラブの後輩を含む100人以上の関係者が駆けつけ、スタンドから熱視線を送った。
「自分を見て野球選手になりたいと思ってもらえれば、凄くいいこと。一生懸命な姿やいいプレーを一人でも多くの子供たちに見てもらいたい」と宗山。甘いマスクのスター候補生が、バットで輝きを放った。(花里 雄太)
≪楽天ドラ1・宗山の両親がスタンド観戦 父・伸吉さん「守備の方がドキドキします」≫地元の広島県三次市から楽天・宗山の父・伸吉さんと母・香代さんが観戦に訪れ、一塁側スタンドから戦況を見守った。
楽天のユニホームを着て、初めてグラウンドで躍動する姿を見た伸吉さんは「新鮮ですね。皆さんの迷惑にならないようにやってほしい」と笑顔。
「バッティングよりも守備の方がドキドキします。シーズンに入ったらもっとプレッシャーがかかる。やることはたくさんあります」と語った。