イニエスタ「『キャプテン翼』が生まれた日本でプレーすることは喜び」
2019年3月4日(月)13時17分 サッカーキング
イニエスタは「(日本に)移籍を決断をする上で重要なことは幾つかありましたが、キャプテン翼が生まれた国でプレーすることは喜びです」とコメント。「6、7歳頃にキャプテン翼に出会い、学校に行く前にテレビでよく見ていました」と明かした。エピソードを聞いた高橋さんは微笑みながら「嬉しいですね」と話し、イニエスタと大空翼が描かれた南葛のユニフォームを手渡した。
四ツ木駅は入り口やコンコース、階段などが『キャプテン翼』にちなんだラッピングを施され、列車接近メロディーに同作品のエンディング曲「燃えてヒーロー」を使用するほか、駅構内の自動放送が各キャラクターの声で実施される。駅構内には高橋さんが描き下ろした原画をもとに使用済みの約11万枚のきっぷを貼り合わせて制作された「きっぷアート」を展示。イベントではイニエスタが最後の一枚のきっぷを差し込み作品が完成した。
きっぷアートについて高橋さんは「いつもは南葛となっているユニフォームの胸の部分が四ツ木になっています」と作品について説明。「この町はのんびりした下町の雰囲気があります。翼の銅像などもあるので写真を撮ったりして楽しんでください。来年には、東京オリンピックが開催されます。羽田空港も成田空港もつながっている四ツ木駅に海外の方も多く来ていただいたいです」と、新名所が誕生した故郷をPRした。
イニエスタは「この駅が住んでいる方だけではなく、多く方に特別な場所になることを願っています」と思いを込めてイベントは終了した。
葛飾区四つ木はキャプテン翼の原作者である高橋陽一さんの出身地。四つ木つばさ公園に主人公・大空翼の銅像が建てられ、2014年からキャプテン翼のラッピングバスが運行、少年サッカー大会を開催するなど、「キャプテン翼ゆかりの地」としてのさまざまな取り組みを実施している。