大谷翔平、3打席目はバットを折られて二ゴロ…1打席目の左翼線二塁打で4試合連続安打をマーク中
2025年3月7日(金)6時10分 スポーツ報知
ドジャース・大谷翔平投手(カメラ・安藤 宏太)
◆オープン戦 ドジャース—レンジャーズ(6日、米アリゾナ州グレンデール=キャメルバックランチ)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、オープン戦の本拠地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、4点リードで迎えた4回2死一塁の3打席目は、4番手右腕に対して90・8マイル(約146キロ)のカットボールに詰まらされ、二ゴロに打ち取られた。
レンジャーズの先発は、17〜19年にヤクルトに所属した右腕デービッド・ブキャナン投手で、NPBを含めて初対戦。初回先頭の1打席目は、カウント2—2から90・4マイル(約145・5キロ)のカットボールを華麗に流し、左翼線を破る二塁打となり、4試合連続安打をマークした。1死二塁からは、フリーマンの左飛ですかさず三塁にタッチアップして進塁。2死三塁から4番・ヘルナンデスの三ゴロが悪送球を誘い、その間に先制のホームを踏んだ。
3回先頭の2打席目は、カウント1—2から3番手右腕の96・6マイル(約155・5キロ)の直球を打ち上げ、左飛に倒れた。
試合前はキャッチボールなどで調整。4、5日(同5、6日)はキャッチボール中に寝違えた首を気にする仕草も見せていたが、この日は特に気にすることもなく力強いボールを投げた。3日連続のキャッチボールとなったが、ブルペンは2月25日(同26日)を最後に9日連続で入っていない。
ここまでは好調をキープしている。オープン戦初出場となった2月28日(同3月1日)の本拠地・エンゼルス戦では、初回先頭の今季初打席で花巻東高の3学年先輩にあたる菊池雄星投手(33)からソロ本塁打。圧巻の滑り出しを見せると、2試合目の出場になった2日(同3日)の本拠地・ホワイトソックス戦でも2打席目に中前安打を放って2打数1安打。4日(同5日)の本拠地・レッズ戦は山本由伸投手(26)が先発し、オープン戦デビュー戦だった佐々木朗希投手(23)が救援した中で、2打席目に右前安打を放って3試合連続安打としていた。
昨年10月のワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼。同11年に手術を受けた。今春は、脱臼の原因になった左手をついていたスライディングを改良し、左手を胸の前に置くように肘を曲げた新スライディングに挑戦。試行錯誤を重ねており、5日(同6日)の練習では左手を胸の前ではなく、背中の後ろに回す別バージョンのスライディングも披露していた。
3月18日に東京ドームで行われる開幕戦へ向けて、11日(同12日)までアリゾナで予定されているオープン戦は、残すところ6試合だ。大谷はこの試合を含めて4、5試合程度に出場するとみられる。