EWC:SRCカワサキ、2021年はダンロップタイヤにスイッチ。昨シーズンはピレリとミシュランを使用
2021年3月8日(月)19時46分 AUTOSPORT web
3月5日、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているWebike SRC Kawasaki France Trickstar(SRCカワサキ)は、ダンロップタイヤにスイッチすることを発表した。
SRCカワサキは、カワサキのトップチームとしてZX-10Rを使用してEWCに参戦しているチームだ。ジル・スタフレア氏が監督を務め、エルワン・ニゴン、デビッド・チェカ、ジェレミー・ガルノニのトリオで2021年も戦う。
同チームは2018-2019シーズンには、ランキング首位で臨んだ最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースでポイントを守り抜きチャンピオンを獲得している。ピレリタイヤを履き王者に輝いたが、続く2019-2020シーズンのうち2019年に行われた前半2戦はピレリタイヤを継続、2020年の後半2戦はミシュランタイヤに変更してランキング5位となった。
そして2021年シーズンは再度タイヤメーカーを変更してダンロップタイヤを履くことを発表した。
昨年はSuzuki Endurance Racing Team(SERT)がダンロップタイヤを使用していたが、ヨシムラとの合同チームとなるヨシムラSERT Motulを立ち上げた際にブリヂストンタイヤに変更。そのため、ダンロップは2018-2019シーズンの覇者SRCカワサキとタッグを組みチャンピオンを目指すこととなった。
SRCカワサキはオフィシャルチームとなることで、ダンロップのプライベートテストを行い、ドライ、ウエット、インターミディエイトタイヤを開発していくという。
ダンロップヨーロッパのモータースポーツマネージャーであるウィム・ヴァン・アクターは、「SRCカワサキと協力して仕事ができることにワクワクしている。ダンロップとカワサキが最後にチャンピオンになってからちょうど25年になるが、このシルバーアニバーサリーをゴールドメダルでお祝いしたいと思う」と述べた。
「ダンロップは昨年のEWCチャンピオンに選ばれ、カワサキはその前のシーズンのチャンピオンだ。一緒に働くことで、それらの結果を繰り返すことを望んでいる」