「今年最大の試合になる」東京ドームでのネリ戦決定の井上尚弥に“重鎮”アラム氏も大きな期待「5万人以上の前で仕事をやり遂げる」

2024年3月8日(金)6時30分 ココカラネクスト

圧倒的な強さを見せつける井上は、ネリ戦でも驚きのパフォーマンスを披露してくれるだろうか(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 ついにこの男が東京ドームのリングに立つ。

 5月6日にボクシング世界スーパー・バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)を相手に防衛戦を行うことが発表された。会場はボクシング興行が34年ぶりとなる東京ドームだ。

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 現代のスーパースター井上に相応しい大舞台で4本のベルトを賭けて戦うというメガマッチがついに正式決定だ。3月6日の記者会見において、井上が「まだ想像がつかないが、とてつもない興行だなという気持ちでいっぱい」とこの一戦への印象を語っている。

 また、対戦相手のネリはこれまで、日本ボクシング界にとって長く“ヒール”的存在となってきたものの、会見では謝罪の言葉を述べ、井上も「因縁は持ち込まない」と語るなど、それぞれがこの一戦に集中するという態度を示した。昨年12月に井上がスーパー・バンタム級で4団体のベルトをまとめて以来初の防衛戦として、2階級制覇王者であるネリとの真っ向勝負は、やはりボクシングファンの関心を強く惹き付けるカードと言えるだろう。

 この試合の決定のニュースは、海の向こうでも大きく扱われている。米ボクシングサイト『BOXINGSCENE』は現地時間3月5日(日本時間6日)、会見が行われた直後に「井上対ネリ」についてのトピックを配信している。

 同メディアは、井上が東京ドームで初めて日本人ボクサーとしてメインを張ることに触れ、「イノウエ(26勝23KO)にとっては、この象徴的な会場でヘッドライナーを務めるデビュー戦となる」と報じた。

 さらに、「トップランク会長のボブ・アラムはこのイベントに大きな期待を寄せている。彼は、今年のボクシングの中で最大の試合になる可能性があると信じている」と綴っており、アラム氏のコメントも掲載。

「ナオヤ・イノウエは世界最高のファイターであり、リングに上がるたびに私を驚かせる若者だ」

 アラム氏は井上に極めて高い評価を贈っており、他にも「ルイス・ネリは手ごわい挑戦者だが、イノウエが東京ドームの5万人以上のファンの前で仕事をやり遂げることを大いに期待している」と述べたことも紹介している。

 さらに同メディアも「バンタム級とスーパー・バンタム級で文句なしの世界タイトルを保持する4階級制覇のタイトリストであるイノウエは、世界タイトルマッチで21勝19KOの戦績を残している。その圧倒的な強さは、階級を上げても衰えることを知らない」として、井上のこれまでの功績を称えている。

 試合正式決定以降、やはり海外でも新たなファイトに臨む「モンスター」への期待は膨らみ続けている。ボクサーとしての絶頂期にいる井上の強さが、東京ドームの舞台ではどんな形で発揮されるのか。すでに世界中のファンが胸を躍らせている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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