打撃改革で期待高まる佐藤輝明に球団OBも太鼓判!本塁打増加へ要求するバッティングへの意識とは

2024年3月8日(金)17時30分 ココカラネクスト

佐藤は3月8日のヤクルト戦で3試合ぶりのヒットを放った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 プロキャリア4年目となる阪神の佐藤輝明はさらなる進化を目指し、新シーズンに挑む。もっとも期待されるのは言うまでもなく本塁打であり、日本一に輝いた昨季以上のパフォーマンスを多くのファンは望んでいる。

 昨年12月、米国トレーニング施設で自身のバッティングの動作解析を行った成果も、キャンプより出てきているようだ。オープン戦では現在まで、本塁打は1本のみではあるものの、球界内からは今季の飛躍の可能性が高いとの声も伝えられている。

【動画】「この飛距離はヤバい」オープン戦で佐藤輝明が特大弾!ファンも驚愕した豪快2ランの映像

 現役時に日本ハムや阪神など4球団でプレーし、通算129勝を記録した下柳剛氏がYouTubeチャンネル『柳に風』を3月5日に更新。「【サトテル覚醒待ち】ドライブラインで進化した打撃フォームに下柳も期待︎」の中で佐藤のバッティングに対する見解を語った。

 下柳氏は、佐藤の打撃フォームの変化について言及しており、「どうしても彼の場合、ポイントが身体寄りだから真っすぐに詰まっていた」と振り返りながら、現在のバッティングでは「打球をとらえるポイントを前にするという対策に取り組んでいる。そうすることで真っすぐに詰まらない」と指摘。変化球への対応にも「変化球打ちがものすごく上手いので、ポイントを前にしても良いと思う」と述べた。

 また、他にも「掛布(雅之)さん、田尾(安志)さんは、およぎながらでも引っ掛けてホームランを打っていた。参考にするべき」などと話し、同じ左打者として高い実績を残した球団OBの打撃技術を例に挙げている。

 さらに、ミートポイントを変えたバッティングはコーチ陣の評価も高いとして、「今岡(真訪)コーチも『今年は違う形で期待できますよ』と言っていた」と球団内の反響を明かしている。

 その上で下柳氏は、「反対方向でもいいよ、という意識を持ってほしい」と主張。「ホームランは引っ張るか、センター、右中間までしかみてない気がする」とこれまでのバッティングの印象を述べながら、「反対方向でもあれだけ飛ぶんだから、『もっと広角に打てます』で良いと思う」と逆らわないバッティングを身に付けることを求めていた。

 動画の中では「タイガースに1つだけ欠けているものと言えば、ホームランが少ない」と下柳氏は指摘するとともに、佐藤に対しては渡米の成果にも期待を寄せ、「データを活かせれば40(本塁打)」と力を込めた。

 今季も繋ぎの野球が期待される阪神打線において、佐藤の本塁打量産が実現となれば、リーグ連覇に近づくことは間違いない。4年目にして打撃改革に取り組む佐藤のバットから、今季はどれだけ「規格外」の打球がみられるのだろうか。大いに楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【柳に風(下柳剛公式チャンネル)の当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=r5ml8qHftt8】

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