「傷は癒えない」…ジェラード監督、現役時代に犯した痛恨のミスに言及

2019年3月8日(金)20時3分 サッカーキング

2013-14シーズンのチェルシー戦でジェラード監督は相手にゴールを献上してしまった [写真]=Getty Images

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 レンジャーズを率いるスティーヴン・ジェラード監督は、現役時代に犯してしまった痛恨のミスを振り返り、コメントを残している。8日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

 リヴァプールは2013−14シーズン、1992年に改正されて以来、初のプレミアリーグ制覇を成し遂げる寸前であった。残すところあと3試合というシーズン終盤で、リヴァプールは首位に立っており、2位のチェルシーとは勝ち点5差と非常に優位な立場にいた。

 しかし、迎えた第36節はチェルシーとの直接対決。両者絶対に負けることのできない一戦で、ジェラード監督にとって未だトラウマとなっている悲劇が起きた。自身のハーフでボールを回していたリヴァプールは、ジェラード監督にボールが回ると、滑ってボールを失ってしまう。詰めていた相手選手がそのままゴール前までボールを運びGKと一対一の状況で先制点をマーク。最終的にリヴァプールはホームで0−2の敗北を強いられ、苦しい状況に陥った。

 迎えた第37節でもクリスタル・パレスに3−0のリードで前半を折り返すも、同点に終わり貴重な勝ち点を落とすこととなった。最終節のニューカッスル戦に勝利したものの、リヴァプールは勝ち点2差でマンチェスター・Cに首位の座を奪われてしまったのだ。

 ジェラード監督はチェルシー戦でのミスを振り返り、次のように語った。

「この心の傷は一生言えることはないだろう。2014年当時からずっと考え込んでしまっている。今シーズン、もちろんリヴァプールに優勝してもらいたいが、だからと言って私の気持ちが変わることはない」

「今ではあのミスをオープンに受け入れることができるようになった上、深く考えすぎないようになったが、同時に後悔も増している。自分にとってプレミアリーグ優勝といった目標があと一歩のところで手に届いたと思うと、とても悔しい。しかも、敗北の理由が自分のミスとなるとなおさらだ。あの年は本当に良い年で、違う結果であったらと望むことも多い」

サッカーキング

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