「目標はUFCチャンピオン」6戦無敗でパンクラスフライ級制覇の超新星・鶴屋怜が「勝ち続けられる」わけ

2023年3月9日(木)11時0分 ココカラネクスト

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 昨年の12月25日に神奈川県・横浜武道館で行われたPANCRASE330『キング オブ パンクラス チャンピオンシップフライ級』で、猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)から2ラウンド1分3秒一本勝ちをおさめ、第8代PANCRASEフライ級新王者となった鶴屋怜(20=パラエストラ松戸)と父親である鶴屋浩氏(パラエストラ千葉ネットワーク代表)に独占インタビューを行い、その強さの秘密に迫った。

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 新チャンピオンの座についた鶴屋。名門『パラエストラ千葉ネットワーク』代表・鶴屋浩氏の息子として、高校までレスリングを経験し、卒業後はプロ格闘家に。2021年2月プロデビューしてから、6勝無敗(3TKO・3一本)と、全試合フィニッシュで終わらせ、凄まじい強さでチャンピオンベルトを手にした。ここまでの圧倒的な成績は鶴屋自身も「順調」だと自信をもつ。

 学生時代にレスリングで成績を残し、アマチュア時代も勝ち続け、プロでも負けなし。なぜここまで勝ち続けられているのか。その理由について鶴屋は、「自分の一番大きな目標がUFCでの優勝なので、それまでは日本では負けられないという思いはあった。大きい目標があるからこそここまで勝てていると思う」と語る。あくまでも目標はUFCチャンピオンで、その他は通過点に過ぎない。この揺るがない目標と自信があるからこそ負けてなどいられないのだ。

 父・浩氏も、「今のところは計画通り進んでます。でも人生は必ず計画通りいかない時が来ることは分かっているので、その時にどれだけ対処できるか。それに備えてやれることはやっています」「彼は目標が大きい。その目標達成のためならなんでも犠牲にする。その覚悟の違いが一番大きいと思います。獲りたいじゃなくて、獲る。そのためなら努力もするし、友達と夜遊びたいけど全部なしにして練習するとか。あたりまえのことなんですけどね」と、息子のストイックさに目を見張る。

 幼少期からレスリングで結果を残し、父は名門・格闘技ジムの代表となれば、センスや才能だけでここまで駆け上がってきたようにも思われるかもしれない。もちろん素晴らしい格闘技の才能やセンスは持ち合わせているだろう。しかし、それらの才能や環境に一切甘えず、人一倍努力し続けられた強い思いが鶴屋をここまでのし上げた。鶴屋自身は語る。

「チャンピオンになるためなら、その苦しい過程さえも楽しんでやれる」

 この言葉が簡単に口に出せる並外れた強い心と、必ず達成する大きな目標が、これからもっと鶴屋怜を強くする。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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