ウェストハムサポーターが激昂…コーナーフラッグを持って乱入も

2018年3月11日(日)12時27分 サッカーキング

 10日にプレミアリーグ第30節の試合が行われ、ウェストハムはバーンリー対戦し、0−3で敗れた。この試合中、ウェストハムのサポーターが乱入、または試合そっちのけでオーナーに詰め寄る場面などがあったようだ。『デイリー・メール』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが報じている。

 ウェストハムがバーンリーをホームに迎えた一戦。0−0で迎えた66分、アシュリー・バーンズに先制点を許すと、ウェストハムサポーターは激昂。不満をぶちまけに次々にピッチに乱入した。それに対しウェストハムのイングランド人DFマーク・ノーブルも乱入者を投げ倒すなど、試合は一時中断となった。

 また70分にクリス・ウッドに追加点を決められると、サポーターの怒りが頂点に。数十人のサポーターがウェストハムのオーナーが座るスタンドに詰め寄り不満をぶつけた。また一人のサポーターはピッチに乱入すると、コーナーフラッグを抜き取り、センターサークルまで走るなど混沌とした状態が続いた。

 81分に3点目を奪われると85分には、執拗なブーイングに耐えかねたウェストハムのオーナーはピッチから退席。試合は最後まで騒然とした。一方でバーンリーの選手たちは冷静な対応みせ、ウェストハムのサポーターの子供たちを自分たちのベンチに避難させる一幕もあった。

 ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督は今回の件について、サポーターに“サポート”を求めた。

「ファンにはサポートを求めたい。彼らは本当に良いサポーターだ。しかし、一線を越えてピッチに乱入することは良くない。これほどは自分のサッカー人生でも記憶にない」

「サポーターに言いたいことは、われわれにはサポーターの力が必要ということ。みんなが勝ち点3を目指して戦っている。われわれは仲間だ。みんなでまとまって(来季も)プレミアリーグのチームでいるために必要な勝ち点を手に入れよう」

 この件を受け、イングランドサッカー協会(FA)は調査を開始することを明言しており、今後何かしらの制裁をウェストハムに科す可能性がある。

 ウェストハムは同試合の結果により降格圏と勝ち点わずか3差の16位へ順位を落とした。

サッカーキング

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