阪神・伊原 逆転開幕ローテ入りに燃えるドラ1「強気に攻めるだけ」11日西武戦で1軍初先発に臨む

2025年3月11日(火)5時15分 スポーツニッポン

 阪神のドラフト1位・伊原(NTT西日本)が、11日西武戦(ベルーナドーム)で1軍初先発に臨む。10日は甲子園球場での投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで最終調整。3イニングを予定するマウンドへ向け、持ち前の闘志を燃やした。

 「どんどん強気で攻めるだけ。結果を出すというところも大事なんですけど、とにかく自分の持っているものを出していければ、そういうところ(開幕先発ローテーション)に近づくかなと思う」

 ここまで2軍戦を含む対外2試合に登板し計3回無失点。満を持して初の1軍先発マウンドへと向かう。チームの開幕先発ローテーションは開幕投手の村上を筆頭に、すでに5枠がほぼ確定。ただ残る1枠の最右翼だった大竹が下肢の張りでキャンプを途中離脱し、この日、開幕に間に合わないことが決定的となった。今回の結果次第では、逆転開幕ローテ入りも見えてくる。

 偉大な先輩のオーラに触れ、開幕1軍への思いを一層強くした。9日巨人戦の試合前練習の際、甲子園グラウンド上で智弁学園高の先輩である巨人・岡本と対面。かねて対戦を熱望していた球界屈指のスラッガーを目の前にして投手の血が騒いだ。「これからどんどん対戦していくと思うので逃げないということが一番大事。強気を持ち味にしているので、どんどん臆せず攻め込めるように」と決意を新たにした。

 そして“後輩斬り”をアピールにつなげる。きょうの対戦相手・西武には大商大の後輩に当たるドラフト2位・渡部聖が在籍しており「“絶対どこかで当たるだろうね”という話はしたので、そこは楽しみ」。当然プロの世界で先輩の貫禄を示す構え。それが好結果にもつながるはずだ。

 「アピールしないといけない立場。とにかく試合で自分の持っているものを出さないとだめ」と強い覚悟で臨む一戦。本来の実力を発揮できれば、おのずと開幕1軍が近づく。(山手 あかり)

スポーツニッポン

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