やはりただものではなかった? 打率4割超えと快進撃続く巨人ドラ3佐々木俊輔に「適任な打順」「三方よし」と言われる理由とは

2024年3月12日(火)13時13分 ココカラネクスト

ドラフト3位ルーキーの佐々木が快進撃を続けている(C)産経新聞社

 巨人のドラフト3位ルーキー、佐々木俊輔(日立製作所)が好調をキープしている。現在のオープン戦打率は12球団トップとなる.444(10日現在)をマーク。入団時から即戦力の評価が高かったが、安定した打撃に加えて、俊足、守備においても瞬発力を生かした好プレーが光るなど、目指す開幕一軍、スタメンに向け、順調に歩みを続けている。

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 またし烈な外野手争い、レギュラー争いをくり広げる中、注目となるのは打順にもある。

 かつて阿部慎之助監督は佐々木に関して、小技のできる5番打者としての構想を語ったこともあるが、選球眼に優れ、足も使えるとなれば、1、2番打者候補にも浮上する。現在、松原聖弥もオープン戦で結果を残しており、松原との1、2番というのもチームにフィットしそうだ。

 また佐々木のルーキー離れしたパフォーマンスが目を惹いたのは「9番・右翼」として先発出場した3月9日に行われたオリックス戦にもあった。5回二死走者なしの場面で、相手2番手、セットアッパーの阿部翔太からセカンドへの内野安打を放ち、その後の得点に繋げると、7回にも相手4番手の山田修義の初球をレフト方向へ運び、ヒットを記録。初見となる左投手に対して、果敢に初球を振っていく積極的な姿勢も光った。

 9回にも二死走者なしの場面で打席に入り、6番手・才木海翔からしっかり四球を奪い、出塁。この日は4打席中、3出塁と結果を残した。

 選球眼を持ち、チャンスメイクもでき、甘く入った球は見逃さず、初球から打って出るなどルーキー離れした打席内容には新ヒットメーカーの期待も高まる。

 打順に関しては先にあげた1、2番候補、またポイントゲッターとしての、5、6番候補、下位からチャンスを作るという点で「恐怖の8番打者」といった、まさにどの打順を任せてもしっかりこなせそうな雰囲気が今の佐々木には漂っている。

 いずれにせよ、安定した打撃、俊足、堅守とまさに「三方よし」と文句ない結果を残しているスーパールーキーがV奪回に臨むチームでどんな役割を担うのか。楽しみな存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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