ジダンがレアルの指揮官に復帰! 第1次政権時の成績は?

2019年3月12日(火)12時30分 サッカーキング

レアル復帰が決まったジネディーヌ・ジタン [写真]=Getty Images

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 わずか9ヶ月での復帰を、果たしてどれだけの人が予想していただろう。レアル・マドリードは11日、サンティアゴ・ソラーリ監督の解任と、ジネディーヌ・ジタンの監督就任を発表。今季無冠が現実味を帯びる“白い巨人”を立て直すべく、昨季終了後にレアルの指揮官を退任していたジダンに白羽の矢が立った。

 そこで今回は、栄光に彩られたジダン第1次政権を、データを元に振り返っていく。

■通算成績

105勝28分16敗

 ジダンはレアルで149試合を指揮して、105勝を挙げている。勝率は約7割と、安定した成績を残してきたことが分かる。

 思えば、ジダン第1次政権もシーズン途中に幕を開けた。2016年1月、解任されたラファエル・ベニテスの後任として指揮官に就任。難しいタイミングでバトンを受けることになったが、チームの問題点を整理しつつ勝利という結果を出していった。

■獲得タイトル
◎チャンピオンズリーグ:3回
◎リーガ・エスパニョーラ:1回
◎スーペルコパ・デ・エスパーニャ:1回
◎FIFAクラブワールドカップ:2回

■初采配は?

2016年1月9日 リーガ・エスパニョーラ第19節 デポルティーボ戦(○ 5−0)

 ジダンの初陣は、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのデポルティーボ戦だった。この試合、ジダンは4−3−3の布陣を用意。ギャレス・ベイルがハットトリック、カリム・ベンゼマが2ゴールを決め、5−0と大勝を飾っている。

■「エル・クラシコ」の戦績は?

3勝2分2敗

 ジダンは、宿命のライバルであるバルセロナとの「エル・クラシコ」で勝ち越している。監督としてバルサと対戦したのは計7回。内訳はリーガ・エスパニョーラで5回、スーペルコパ・デ・エスパーニャで2回だ。

 初クラシコは2016年4月2日に敵地『カンプ・ノウ』で行われたリーガ・エスパニョーラ第31節。先制を許したものの、ベンゼマとクリスティアーノ・ロナウドのゴールで逆転し、2−1と勝利を収めている。

■CL3冠の偉業達成

2016年5月28日 アトレティコ・マドリード戦(△ 1−1/PK 5−3)
2017年6月3日 ユヴェントス戦(○ 4−1)
2018年5月26日 リヴァプール戦(○ 3−1)

 指揮官・ジダンのハイライトは、何といってもチャンピオンズリーグ3連覇だろう。2015−16シーズンはアトレティコ・マドリードと決勝を戦い、PK戦の末にタイトルを獲得。翌2016−17シーズンも決勝にたどり着くと、イタリア王者のユヴェントスを4−1と破り、同大会史上初の2連覇を果たした監督となった。

 さらに2017−18シーズンの決勝ではリヴァプールを3−1で下し、前人未到の3連覇を達成。欧州No.1を決める大会での素晴らしい成績は、ジダンを名将の地位に押し上げた。

文=松本武水
写真=Getty Images

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