Team LeMansのフェラーリ296 GT3はレッド!『挑戦と勝利』をミッションに表彰台の頂点目指す

　3月13日、スーパーGT GT300クラスに臨むTeam LeMansは、2024年の参戦体制を発表した。2024年は新たにフェラーリ296 GT3を投入し、昨年に続き片山義章とロベルト・メリ・ムンタンのコンビで昨年成し遂げられなかった表彰台の頂点を狙う。

　スーパーGT屈指の名門チームのひとつであるTeam LeMansは、GT300では近年アウディを使用してきたが、2024年からはフェラーリ296 GT3を投入。すでに富士スピードウェイで行われたGTE特別スポーツ走行でシェイクダウンされ、スピードをみせていた。

　そんなTeam LeMansの体制がいよいよ岡山公式テストを前に発表された。すでにテストからドライブしている片山義章とロベルト・メリ・ムンタンのコンビを継続。ふたりは2023年に三度の表彰台を獲得するなど活躍をみせたが、今季目指すのはその頂点だ。

　新たに導入される296 GT3は、フェラーリらしくレッドに彩られることになった。車名は『VELOREX FERRARI 296 GT3』だ。『VELOREX』とは、イタリア語で“速さ”を意味する“VELOCE”と、ラテン語で“王”を意味する『REX』を組み合わせたオリジナルのネーミング。このブランドとともに、『挑戦と勝利』をミッションにモータースポーツの隆盛に貢献していく。

　スーパーGT参戦開始後、メキメキとその速さを増してきた片山は、今季に向け「今年は自分にとって4年目のスーパーGTになります。昨年はチームみんなとサポートしてくださってるスポンサーやファンのおかげで飛躍的な一年になりました」と語った。

「フェラーリが新たな戦力に加わり、より一層良い結果が出せると思います。3年目となるロベルトとのコンビで表彰台の頂上に立つ姿をみなさんに見せたいです！」

　そしてメリ・ムンタンも「2024年シーズンもTeam LeMansに参加できることをとても嬉しく思っているよ。昨年は大きな一歩を踏み出し、三度の表彰台を獲得することができた。今シーズンは新しい車両でもっと良いパフォーマンスを発揮し、初優勝を成し遂げられると確信している」と語った。

「片山選手と力を合わせて、今シーズンも良い結果が残せるように頑張るよ。4月の岡山国際サーキットでの開幕戦が待ちきれないね」

　フェラーリの戦闘力、タイヤ、そしてドライバーふたりのポテンシャルが噛みあえば、チームが目指す初優勝は十分到達可能な目標だ。まずは岡山公式テストでのパフォーマンスに注目だろう。

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