東京V・城福監督 次戦へ「名古屋はケガ人が出ているが層が厚い」と警戒
2025年3月13日(木)16時40分 スポーツニッポン
東京Vの城福浩監督(63)が、15日の名古屋戦(味スタ)へ向けて会見。「名古屋は、ケガ人が出ているが、マテウス呼び戻すなどあとから出てくる選手を含めて、層が厚い。クオリティーが高い選手、キックが違う選手、高さのある選手、シュートのある選手もいる。中盤もハードワークする選手そろえている。どの試合も勝ち点3取っておかしくない。我々は昨年、ホームで勝ち点3を取ったがアウェーではねじ伏せられた。ボール持たせてもらったが、相手のゴール前に崩して入っていくことができず、相手の思い通りの試合になってしまった」と、警戒した。
昨季は16年ぶりのJ1で6位に入ったが、今季は研究されたり故障者が続いて厳しい戦いが続いている。前節で新潟に終盤に追いついて引き分け、改善の兆しは出てきたが、名古屋戦は何とか勝って調子の波に乗りたいところ。
2日のG大阪戦で脳振とうを起こした交代したMF福田湧矢(25)が今週から練習に合流。城福監督は「複数回脳振とうやそれに近い状態でプレーを中断しているので、専門的な診断もしっかり聞きながらアプローチしている。ゲームでヘディングをしなくていいということはないし、クリアやシュートブロックでボールが頭に当たることもある。不安感や迷いがあるならピッチに立つのは難しいが、プロセスは慎重にやりたい」沖縄合宿から3度も脳振とうの疑いで練習を休んでいるだけに、慎重に復帰へ進めたい考え。
福田も「最初にやったときは、競り合って頭から落ち、後遺症でめまいがあった。この前は、記憶が飛び、吐き気もあった。慣れるというので、それを信じてやりたい」と、復帰に前向きだ。