ペドロ、古巣バルサのサポーターに感謝「生涯忘れられない、感動的な迎え方」

2018年3月15日(木)18時24分 サッカーキング

古巣バルサのサポーターに感謝の思いを述べたペドロ [写真]=UEFA via Getty Images

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 バルセロナ(スペイン)が2試合合計4−1でチェルシー(イングランド)を破ってベスト8入りを果たした、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦での注目の強豪対決。14日に行われたセカンドレグでは、バルセロナからチェルシーに移籍したMFセスク・ファブレガスとFWペドロ・ロドリゲスの両スペイン代表が、初めて古巣の本拠地カンプ・ノウに戻ってきた。カンテラ(下部組織)出身の両選手に対するサポーターの反応は異なるものとなった。

 大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの2ゴール・1アシストの活躍により、バルセロナ3−0で勝利したこの一戦。チェルシーはペドロがベンチスタートとなった一方、セスクは先発メンバーに名を連ねた。だが、セスクに対するスタジアムの反応は冷ややかなものも多く、本人が試合前の会見で「サポーターからどのように迎えられるのかは重要ではない」と暗に予見していた通りの形となった。

 これに対し、82分から途中出場したペドロに対するサポーターの反応はまさに歓迎そのもの。9万5000超の観客に埋め尽くされたスタジアムは、盛大なスタンディング・オベーションとペドロの名を連呼するコールに包まれた。この熱烈な声援にはペドロもひときわ心を打たれたようで、試合後のインタビューで古巣のサポーターへの感謝を表した。

「カンプ・ノウの歓迎は本当にすごかった。生涯忘れられない、感動的な迎え方をしてくれた。全ての人達にお礼の気持ちを贈りたい。今日のことは僕の心に残り続ける。自分たちが敗退した今、バルサがCLを制覇することを願っている」

 クラブを去った選手に対するサポーターの反応は、在籍時の活躍や退団の経緯、その後の言動をはじめとする多くの要素が絡み合いながら反映されたものだ。それだけに、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で黄金時代を築いたチームで主力を務めたペドロが、バルセロナでいかに愛され続けているかが示された一日となった。

文=北村敦

サッカーキング

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