「ちょっと似ている」球界OBが指摘する村上宗隆の「復調の条件」とは【侍ジャパン】

2023年3月16日(木)12時23分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 いよいよ侍ジャパン日本代表は16日、イタリアとの準々決勝(東京ドーム)に臨む。負ければ敗退が決まる大一番となる。

 栗山英樹監督が「ここから違う戦いが本当に始まる」と気合を入れれば、先発を託され、投打二刀流の出場も決まっている大谷翔平(28)も「勝って次の勝負に進んでいくというのが僕らも1番うれしいですし、ファンの人たちも望んでいることだと思う」とファンの気持ちもしっかりと受け止めた。

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 負ければ敗退となる大事な戦いで、活躍が期待されているのはここまで4番が任されている村上宗隆(23)にもある。

 村上は1次ラウンド4試合で打率・143。ここにきて安打も出始めているとあって、そろそろ「爆発」を期待する声もある。今後のパフォーマンスについて球界内からも様々な考察の声が出ている。

 ヤクルトOBで村上をルーキー時代から知る宮本慎也氏は、15日に更新された野球系ユーチューブチャンネル「野球いっかん!」に出演。その中で現在の村上の状態について言及した。

 「ちょっと前かがみになってきている」と打ち気が強くなっていることで、どうしても打席で前傾姿勢になっていることを指摘。そうなることで「バットのヘッドが返りやすくなり」ヒットが生まれにくくなっているとした。

 また、この状態は昨年、大記録がかかった56号が出る前に足踏み状態となったときと「ちょっと似ている」とコメント。打とうとするあまり、打撃姿勢を崩し、引っ張りにかかっていることで悪循環に陥っているとも指摘した。

 この点の解消法としては本来、村上はホームランバッターと飛ばす力は持っていることで無理に引っ張ることなく「左中間にホームラン打つぐらいのイメージでいいとは思う」と少し楽な姿勢で臨むことが大事とした。

 今後の起用についても言及。ここまで村上に関して栗山監督は4番起用を続けているが宮本氏は「変えないんじゃないかな」と変更はしないと予想した。理由としては、いい流れでここまで来ていること、また過去を振り返れば、21年夏季五輪でも4番を務めた鈴木誠也(カブス=28)が不振に陥っても当時の稲葉監督は外さず、そのまま金メダルに輝いたことなども受け、村上4番を外さずにこのまま戦っていくとした。

 果たしてイタリア戦で村上の打順に変化はあるか、豪快な打撃にも期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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