【札幌vs長崎プレビュー】札幌はホーム3連戦目…長崎は悲願のJ1初勝利を目指す

2018年3月16日(金)18時1分 サッカーキング

負傷により長期離脱していた札幌MF荒野拓馬がルヴァン杯でフル出場。今節の先発出場が見込まれている [写真]=J.LEAGUE

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■コンサドーレ札幌 ルヴァン杯でターンオーバーを敢行したことで、今節に向けてコンデションは良好



【プラス材料】
 リーグ前節の清水戦、14日のルヴァン杯グループステージ第2節磐田戦、そして今節の長崎戦という過密日程の3試合を全てホームで戦える点は優位性がある。特にルヴァン杯では先発10人を入れ替えるターンオーバーを敢行しており、今節の先発メンバーはおおよそ好コンディションが保てていると言える。

 そして、昨年末に右足甲を骨折したMF荒野拓馬がルヴァン杯で復帰後初のフル出場。アグレッシブにピッチを走り回っており、調子が上がっている様子。今節も先発出場が見込まれており、活躍が期待される。また、FW菅大輝、MF三好康児の2選手がU−21日本代表メンバーに選出され、モチベーションを高めている。

【マイナス材料】
 14日のルヴァン杯では磐田に0−1で敗れた。これで今季の公式戦は1分4敗。ミハイロ・ペトロヴィッチ体制になってから未だ白星がない状態が続いている。

 チーム戦術は浸透している様子だが、技術的なミスが多く、カウンターを受ける場面が目立ってしまっている。豊富な運動量でチームの中軸を担っていたキャプテンのMF宮澤裕樹は今節も負傷欠場が濃厚で、この穴を前節に続きしっかり埋めなければいけない。昇格組の長崎が相手ではあるが、ここでも勝てないようだと、公式戦6試合未勝利のまま中断期間に突入となるために、重圧の大きな試合になるとも言えるだろう。

文:totoONE編集部

■V・ファーレン長崎 ルヴァン杯で今季初勝利を挙げた勢いをリーグ戦につなげたい



【プラス材料】
 ターンオーバーを採用し、14日のルヴァン杯を欠場したメンバーを中心に起用する予定。

 前節にJリーグ初先発を飾ったDFチェ・キュベックが、今節もセンターバックの中央でプレーする予定で、1対1に強いキュベックが入ることで札幌FWジェイとのマッチアップに目処がついてきたのは好材料だ。攻撃陣でもFW澤田崇、FW鈴木武蔵がスピードを生かしたプレーを見せており、不安は少ない。

 今季リーグ戦では共に白星がない状態だが、ホーム開催のルヴァン杯で2018シーズン初勝利を挙げた長崎には勢いが生まれている。ルヴァン杯で活躍したMF新里涼、MF中村慶太、MF中原彰吾が途中出場する可能性があるため、札幌にとっては交代の読みにくさもあるはずだ。

【マイナス材料】
 同じシステムでの対戦となるため、1対1の場面で負けないことが重要となる一戦。J1における単純な実績や経験で言えば、札幌が長崎を上回るため注意が必要だ。特に3バックを採用するチーム同士の対戦で重要なポイントとなるサイドで、ドリブルが得意なMF駒井善成と対峙するMF翁長聖が受け身にまわってしまえば、チーム全体が後手の戦いとなりかねない。

 アウェイ戦であること、札幌が今季公式戦未勝利で勝ち点3を渇望した状態であることを考えれば、J1での経験が少ない翁長にかかるプレッシャーは大きいものとなりそうだ。また昨季のチーム得点王であるFWファンマに未だ得点がない点も気がかりなポイントと言えるだろう。

文:totoONE編集部

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