ハンドボール・リーグHで大学3年生が大奮闘…北国ハニービーの坂下碧が4得点
2025年3月16日(日)19時50分 スポーツ報知
4得点を挙げた北国ハニービーの坂下
◆リーグH アランマーレ29—27北国ハニービー(16日、金沢市総合体育館)
2位の北国ハニービー石川は、27—29で3位のアランマーレ富山に惜敗。北陸ダービーに敗れ、連勝は5でストップした。ホームで悔しい敗戦となったが、先月14日に期限付き移籍で加入した、大阪体育大3年生の坂下碧(21)が4得点と奮闘。司令塔としてゲームメークしながら、鋭いシュートを披露した。坂下は「フィジカルの強い相手に対し、自分のシュートがどこまで通用するかを意識してプレーしました。あたりの強さが、大学生とは全然、違います」と初々しい表情を浮かべた。
昨年11月にはインカレ11連覇を達成。公式戦のない1〜3月にも、レベルの高い環境で挑戦したいと、期限付きで北国ハニービーに加入を志願した。フィジカルやスピードの違いに戸惑いもあったが、練習中には先輩選手に質問しながら多くのことを学んできた。4月からは大学のリーグ戦が始まるため、チームに帯同するのは3月29日まで。「センタープレーヤーとして得点力が無いと、この先が厳しくなってくる。大事な場面でミスを減らし、シュートの確率を上げていきたい」と坂下。日本のトップリーグでさらなる成長を目指す。(中田 康博)
○…敗れた北国ハニービーの佐原奈生子キャプテン(29)は「ディフェンスで自分たちのペースに持ち込めず、同じリズムで攻撃されてしまった。自分が2回退場して点差が縮んでしまったのが反省点です」と厳しい表情で振り返った。