【センバツ】県立71年ぶり出場・横浜清陵はライトブルーの応援団 初回だけオレンジを掲げた理由は

2025年3月21日(金)11時53分 スポーツニッポン

 ◇第97回選抜高校野球大会第4日1回戦 横浜清陵(神奈川)2—10広島商(広島)(2025年3月21日 甲子園)

 21世紀枠で春夏通じて初出場の横浜清陵(神奈川)は3年ぶり23回目出場の広島商(広島)に2—10で敗れ、初戦で姿を消した。

 横浜清陵の応援団は総勢1180人。うちダンス部31人、吹奏楽部が59人で、吹奏楽部のうち26人は同校職員の知人が吹奏楽部顧問という縁で姫路市立白鷺小・中学校の生徒が参加した。応援団はバス9台で前夜午後7時に横浜を出発。ユニホームと同じライトブルーでアルプススタンドを染め上げた。

 その応援団が、初回だけ合図に合わせてオレンジを掲げる場面があった。1月に亡くなった佐相眞澄・前相模原高監督(享年66)へ哀悼の意を示すものだった。佐相氏は中学軟式野球の指導者として相模原地区の中学3校を全国大会へ導き、高校野球へ転身。川崎北高、相模原高を率い、「神奈川県立高の雄」として打倒・私学と甲子園出場を目指していた。オレンジは相模原高の野球応援カラーだった。

 横浜清陵は清水ケ丘、大岡の県立高2校の再編統合により2004年に設立。野球部は昨秋の県大会で公立校唯一の8強入りを果たし、選手主体の「自治」重視の取り組みなども評価され、21世紀枠で初出場を決めた。神奈川の公立校の甲子園出場は97年春の横浜商以来28年ぶり、県立校では54年春の湘南以来71年ぶりだった。

スポーツニッポン

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