2023女子W杯、史上初ファンフェス概要&大会ステージまとめ

2023年3月24日(金)18時0分 FOOTBALL TRIBE

岩渕真奈(左)ベス・ミード(中)写真:Getty Images

2023年7月20日に開幕する第9回FIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア&ニュージーランド大会。一見、通常のW杯のように見えるが、実はFIFA(国際サッカー連盟)として初の試み満載となる記念すべき祭典なのである。


なかでも、現地観戦を予定しているサポーターには嬉しい注目イベント「FIFAファン・フェスティバル」の開催は大きい。早速、2023女子W杯グループステージの組み合わせをおさらいしながら、同イベントについてもご紹介しよう!


関連記事:女子W杯オーストラリア&ニュージーランド大会の全9都市10スタジアムまとめ




イングランド女子代表 FWベス・ミード 写真:Getty Images

初出場国に大注目!グループFとEの行方は!


まずは2023女子W杯の確定グループステージ組み合わせと、日本女子代表の試合スケジュールを確認しよう。


注目グループは2つ。1つは最多優勝国アメリカ率いる「グループE」だ。FIFAランク8位のオランダが含まれており、強豪2カ国の闘いは気になるところ。加えて、初出場のベトナム、ポルトガルも同じグループであることから、一体、どんな戦略でアメリカ、オランダの分厚い壁に挑むのか最大の見どころである。


そして、やはり気になるのは日本を含む「グループC」。FIFAランク7位のスペインと11位の日本。なでしこ達にしか出来ないプレーと強運で、僅差のスペイン戦を乗り越えてくれると信じている。




2023女子W杯グループステージ組み合わせ


※FIFAランキングTOP10と初出場国を記載。


グループA



  • ニュージーランド

  • ノルウェー

  • フィリピン(初出場)

  • スイス


グループB



  • オーストラリア

  • アイルランド(初出場)

  • ナイジェリア

  • カナダ(FIFAランク6位 *2022年12月時点)


グループC



  • スペイン(FIFAランク7位 *2022年12月時点)

  • コスタリカ

  • ザンビア(初出場)

  • 日本 (FIFAランク11位 *2022年12月時点)


グループD



  • イングランド(FIFAランク4位 *2022年12月時点)

  • デンマーク

  • 中国

  • ハイチ(初出場)


アメリカ女子代表 FWアレックス・モーガン 写真:Getty Images

グループE



  • アメリカ(FIFAランク1位 *2022年12月時点)

  • ベトナム(初出場)

  • オランダ(FIFAランク8位 *2022年12月時点)

  • ポルトガル(初出場)


グループF



  • フランス(FIFAランク5位 *2022年12月時点)

  • ジャマイカ

  • ブラジル(FIFAランク9位 *2022年12月時点)

  • パナマ(初出場)


グループG



  • スウェーデン(FIFAランク3位 *2022年12月時点)

  • 南アフリカ

  • イタリア

  • アルジェリア


グループH



  • ドイツ(FIFAランク2位 *2022年12月時点)

  • モロッコ(初出場)

  • コロンビア

  • 韓国




日本女子代表 MF長谷川唯 写真:Getty Images

日本の試合スケジュール


2023女子W杯、グループステージ


7月22日
対戦相手:ザンビア
試合開始:日本時間16:00(現地時間19:00)
場所:ワイカト・スタジアム(ニュージーランド、ハミルトン)
7月26日
対戦相手:コスタリカ
試合開始:日本時間14:00(現地時間17:00)
場所:フォーサイス・バー・スタジアム(ニュージーランド、ダニーデン)
7月31日
対戦相手:スペイン
試合開始:日本時間16:00(現地時間19:00) 
場所:ウェリントン・リージョナル・スタジアム(ニュージーランド、ウェリントン)


2019 FIFA女子ワールドカップ イングランド代表サポーター 写真:Getty Images

W杯の新しい楽しみ方「FIFAファン・フェスティバル」


そしてこのオーストラリア&ニュージーランド大会から、女子W杯で初めての開催となるのが「FIFAファン・フェスティバル」だ。現地を訪れたサッカーファンに最高の体験をしてもらおうと、2006年の男子W杯ドイツ大会から正式にスタートし(2021年までは「ファン・フェスト」)、2022年男子W杯カタール大会でもコロナ禍の様々な制限がある中で無事開催されたイベントである。


FIFAの事務総長ファトマ・サモウラ氏の「サッカーをグローバルで包括的なものにしなければならない」という想いと、「フェスティバルという新たな切り口で、多くの人々にサッカーを体験するきっかけを提供したい」という願いが込められた試みとして始まった。


フェスティバル会場では、巨大スクリーンで試合を観戦しながら、様々な国の人と共に開催国の食べ物を味わったり、音楽ライブを楽しんだり、スポーツアクティビティに参加することができる。予約不要で無料なところも魅力だ。


これにより「W杯」がより身近なものへ近づくのは間違いない。スタジアム観戦、自宅観戦に加え、現地で出会った人々と各国の文化を体験・共有しながら、共にスクリーンでの観戦を楽しむのも選択肢のひとつになるだろう。今後、フェスティバルを目当てに参加する人が徐々に増え、近い将来チケット購入制に移行する展望も期待できるだろう。


いずれにせよ、この新たなW杯の楽しみ方によって、サッカーというスポーツが更に多くの人たちに広く知ってもらえることを期待する。




日本代表 岩渕真奈 写真:Getty Images

2023女子W杯FIFAファン・フェスティバル会場


今女子W杯のFIFAファン・フェスティバルは、大会期間中、オーストラリアとニュージーランド全9都市の会場で、現地の気候や試合日時に準じて調整・開催される。


オーストラリア会場:



  • フェスティバル・プラザ(都市:アデレード/ダンダニャ)

  • サウスバンク・パークランド(都市:ブリスベン/ミーアンジン)

  • フェデレーション・スクエア(都市:メルボルン/ナーム)

  • フォレストプレイス(都市:パース/ボルロー)

  • タンバロング・パーク(都市:シドニー/ガディガル)


ニュージーランド会場:



  • ザ・クラウド(都市:オークランド/ターマキマカウラウ区)

  • クロードランズ・イベントセンター(都市:ハミルトン/キリキリ・ロア)

  • グレンロイ・オーディトリアム(都市:ダニーデン/オテポティ)

  • シェド6(都市:ウェリントン/テ・ワンガヌイ=ア=タラ)

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