デザインや機能を具現化してゴルフクラブをプロデュースするメーカーの商品企画 その気になる年収は?

2024年3月26日(火)11時15分 ALBA Net

「商品企画を進めるにあたり打ち合わせは付き物」と、梶山駿吾さん。多いときは1日に4~5回行うこともある(撮影:山代厚男)

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ゴルフクラブなどの新商品において、機能、デザイン、流行などを踏まえアイデアを具現化していくのが商品企画の仕事。今回はそんなプロデュースの現場に迫る。


最初はプロゴルファーのクラブ調整などを担当するツアーレップとしてヤマハに転職したという、ゴルフHS事業推進部マーケティンググループの梶山駿吾さん。ツアー現場でプロの要望を聞く度に〝何とかしたい〞という想いが募り、社内でクラブの改善点を提案。それが部署異動につながり、現在は『リミックス』のブランドディレクターとして、ブランディングや商品企画を手掛けている。
 
「最初は戸惑いました。商品企画は理想の追求だけではダメだからです。本当にお客さまが望んでいるか、他社と戦えるか、コスト的に問題ないかなど検討すべき課題が数多くあります。しかも、製品化されるのに2年近くは掛かるんです」
 
商品企画を進める過程において、デザイナーや製品開発の担当者、広告代理店などさまざまな人たちと打ち合わせを重ねたという。その他にも、繰り返し試打テストを行ってクラブの特性を探ったり、計測データを分析してスピン量や飛距離などをチェックしたりと、製品化に至るまでさまざまな課題をクリアする必要があった。そんな状況下でも、「前例がなくても果敢にチャレンジ」をモットーにリミックスのプロデュースに当たっていたという。
 
「それだけに、課題を克服し納得できるクラブに仕上がったときの喜びは格別です。特にうれしかったのは、手掛けたリミックスを藤田寛之プロから『30年間契約してきたなかで間違いなく一番いい』と言っていただけたことです」
 
自分の思い描いたデザインや性能が商品として市場に出回り、それがユーザーに評価されれば達成感が得られる商品企画の仕事。その年収はどれくらいなのか?
 
職業情報提供サイト(日本版O-NET)「jobtag」によると、ジャンル(メーカー、サービス業、広告代理店など)や企業規模により異なるが、平均年収は630万円だった。ちなみに全国の月の平均労働時間は164時間。就業形態としては、正規雇用が多いようだ。
 
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