【日本ハム】し烈な開幕ローテ争いがついに決着!”最強ローテ”で新庄監督、勝負の年に挑む

2024年3月26日(火)6時10分 ココカラネクスト

3年目のシーズンを迎える新庄監督がいかにチームを率いるか、注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

し烈な開幕ローテーション争いが、ようやく決着を迎えた。

日本ハムの新庄剛志監督は残り1枠とされていた開幕ローテーションを3年目の北山亘基に託すことを明らかにした。

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 今季の日本ハムは、既に開幕投手に内定している伊藤大海、新庄監督がホーム開幕戦での登板を明らかにした山﨑福也に加え、FA権を行使せず残留した加藤貴之の3名が開幕ローテ入りが早々に確定。

 開幕直後は5連戦が続くこともあり、実質残り2枠をかけて、春季キャンプからし烈な争いが繰り広げられていた。

 その中心となっていたのが、昨シーズン中盤以降徐々に安定したピッチングをみせローテ入りを果たした上原健太、登板数こそ少ないもののルーキーながら抜群の安定感をみせた金村尚真、昨年11月のアジアチャンピオンシップと3月の欧州戦で共に侍ジャパン入りを果たした根本悠楓、昨年先発転向し6勝をマークした北山亘基、同じく昨年中継ぎスタートながらシーズン序盤に先発転向し6勝をマークした鈴木健矢。そして、3年ぶりに古巣復帰となったドリュー・バーヘイゲンだった。

 当初、このバーヘイゲンも開幕ローテ入りすると見られていたが、オープン戦では不安定な投球が続き、失点の場面が目立った。特に3月10日の楽天戦では4四死球で3回7安打5失点と制球に苦しんだ。

 激戦となった中で、まず初めに争いから抜け出し、「4枠目」のローテを掴み取ったのが、上原だ。キャンプ中に行われた紅白戦、そしてオープン戦と好投を続け結果を残してきた左腕に、新庄監督は開幕3戦目での先発を明言。上原はプロ9年目にして初の開幕ローテ入りとなった。

 そして、残る1枠を根本、北山、鈴木、バーヘイゲンで争うことに。いずれも任された試合で精一杯アピールを続け、首脳陣も悩みに悩まされたが、熟考の末、残る1枠を勝ち取ったのは、北山だった。

 北山といえばルーキーイヤーには、異例の抜擢となる開幕投手、その後抑えを務めるなど様々なポジションを歴任。3年目シーズンを迎える今回は、オフにさらにパワーアップし、球速がアップしたことも注目を集めている。

 最後まで枠を争った根本と状態が上がらないバーヘイゲンは2軍からのスタート、中継ぎ経験もあり、ロングリリーフ要員としての戦力を見込まれた鈴木は1軍スタートとなった。

 他球団も注目する、し烈なローテ争いはようやく決着。2年連続最下位から巻き返しをはかるチームの大事な先発陣は、万全の体制で臨むことになった。

 一方、層の厚さがわかっただけに、少しでもふがいない投球を見せる投手がいれば、即”チェンジ”となる可能性もある。開幕ローテ—ションを勝ち取った投手陣においても緊張感を保つ日々が続きそうだ。

 投手陣以外にも野手陣も充実のラインアップといわれており、就任3年目の新庄監督にとってもいよいよ勝負を賭ける年となる。果たして「最強ローテ」入りを果たした5人の投手陣は、今季どこまでチームを引っ張る投球を見せてくれるのか。ファンにとっても楽しみなシーズンは29日のロッテ戦(ZOZOマリン)からスタートする。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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