「やめてから後悔したくない」…イブラ、「俺よりも優れた奴がいるとわかるまで」現役続行希望

2022年3月26日(土)20時52分 サッカーキング

イブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images

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 ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、自身のキャリアについて語った。25日に欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 現在40歳のイブラヒモヴィッチはバルカン半島の移民である両親のもと、スウェーデンのマルメで生まれ、移民が多く集まるローゼンゴード地区で育った。「人々はそこを“ゲットー”と呼んだが、俺にとっては天国だった」と、当時を振り返っている。

「友達もいて、楽しいこともあった。幸せだった。俺たちにはサッカーがあった、サッカーは人を幸せにしてくれる。サッカーはタダでできたし、靴さえあればよかったんだ。たとえ靴がなくても、サッカーはできた」

「(1996年にマルメと)初めての契約を結んだとき、突然、自分の好きなことでお金を稼ぐことができるようになった。お金で幸せになったわけではないが、楽になったんだ。それまではトレーニングのために長距離を歩いたり、自転車を盗んだり、良くないこと、馬鹿なこともやっていたが、車の免許を取れるようになり、車を買えるようになった」

 その後、アヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・Uなどを渡り歩いた。その強烈な個性も相まって世界屈指のストライカーとしての名声を手に入れたイブラヒモヴィッチだが、「成功、お金、名声など、自分に何が起ころうとも、俺が同じ人間であることに変わりはない。俺は変わらない。俺のことを好きか嫌いか、どちらかだが、俺は人に好かれるためにこの世に生まれてきたわけではない」と、自身のルーツに誇りを持っている。

 2020年1月に7年ぶりとなる復帰を果たしたミランではピッチ内外で重要な役割を果たしており、2021年3月には5年ぶりとなるスウェーデン代表復帰も果たした。引退のタイミングに注目が集まるなか、自身の将来については次のように語っている。

「未来はまだ白紙のままだ。俺は計画を立てない。何が起こるか見てみよう。サッカーをやめてから『サッカーを続けられたのに』と後悔するのは嫌なんだ。続けられたことに気付いたとき、一生後悔することになる。俺はできる限り長くプレーしたい。実際、俺よりも優れた奴がいるとわかるまでプレーすることになるから、俺はまだプレーしているんだ」

サッカーキング

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