広島・秋山 開幕戦全開へ志願の“おかわり”特打 オープン戦不振も「やれることを整理しながら」
2025年3月26日(水)5時45分 スポーツニッポン
広島は25日、3日後の開幕に備えてマツダスタジアムで全体練習を再開し、秋山翔吾外野手(36)が志願の“おかわり”特打に汗を流した。オープン戦は打率・121で終了。「特に気持ち悪く終わった」ソフトバンク3連戦を踏まえ、修正を図った格好だ。照準を定めるのは3・28開幕戦。先発「5番・中堅」が濃厚で、好相性を誇る阪神・村上攻略へ気合を入れた。
春の陽気に包まれたマツダスタジアム。3日後のシーズン開幕に向け、先発投手陣が打撃練習に励む隣で、秋山も懸命にバットを振った。ローテーションでのフリー打撃を既に終えており、自らの意思で参加した“おかわり”特打だった。
「打撃コーチに“投手が打つから、打つんだったら打ってもいいよ”と言ってもらったので、有効的にやらせてもらった感じです」
出場13試合で打率・121と、低調なまま終わったオープン戦。実力者を再度の練習に駆り立てたのは、21日からのソフトバンク3連戦だ。9打席で、空振り三振に内野ゴロが8個。「最後の3連戦は特に気持ち悪く終わった」と打ち明け、懸命に修正に努めた。
「声をかけてくれてありがたい。最後打てたことによって、“こういうふうに打っていたな”とか、時間をつくってもらって良かったと思うところもあるので、プラスに変えられるよう準備したい」
オープン戦終盤での起用法を踏まえると、28日の開幕・阪神戦は「5番・中堅」での先発が濃厚。相手は本格派の村上だ。昨年4月30日に初球を捉え、現役最多でNPB通算22本目の先頭打者弾を放つなど、昨季の対戦打率は・417。それでも気を引き締める。
「去年はそうでも、一昨年はやられましたからね。相性や感覚が良くて変えずにいったことが準備不足になる時もあるし、考え過ぎてハマる時もある。それがどっちに出るか」
思えば、昨春のオープン戦も打率は・242だった。練習を見守った新井監督は「いい感じで打っていたね」と目を細め、低空飛行に終わった今春の数字を「若い選手は別だけど、いつも言っているじゃん。オープン戦とシーズンは別物だって」と一笑に付した。
「オープン戦でも結果を出したかったけど、ここからシーズンに入り、その場その場でやれることを整理しながら、思い切ってやろうかな…と。できなければ引退です」
相手投手の情報を整理して攻略イメージを膨らませ、打席で体現する力。それこそが、豊富な経験を持つ者の値打ちだ。より気持ちが入る本番。陰りのない権勢を、秋山は開幕後に見せつける。(江尾 卓也)