「オオタニを相手にデビューする」藤浪晋太郎に米放送局がフォーカス!「ボラスが信じているのなら」

2023年3月30日(木)18時43分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今季より、メジャーリーグ、アスレチックスのユニフォームに袖を通すこととなった藤浪晋太郎。日本球界ではその潜在能力の高さが評価されながらも、ここ数年での結果は満足のいくものではなかった。

 しかし、新たな舞台でのデビューが近づく現在、その右腕へは大きな期待が寄せられており、MLBの2023年シーズン開幕を前にし、すでに2戦目の先発を務めることも伝えられている。アスレチックス投手陣において、自らの居場所を確たるものにするためのチャンスを手にしているシチュエーションだ。

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 現地メディアの評価も決して低くはない。米スポーツ放送局『FOX Sports』は今季MLBで注目すべき「特に魅力的な選手」として、独自に選手をピックアップ。エンゼルスのアンソニー・レンドン、カブスのニコ・ホーナー、パドレスのブレイク・スネルといった名前が並ぶ中、アスレチックスの日本人ルーキーもそのリストに加えられた。

 トピックでは「A’s(アスレチックス)は今年、あまり良いチームにはなりそうにない。それは分かっているが、もし今シーズンのオークランド戦で注目する選手がいるとすれば、それはシンタロウ・フジナミだ。この冬、A’sが静かに交わしたいくつかのフリーエージェント契約のうちの1つだが、最も重要な契約だった」と印象を綴っている。

 また、アスレチックスでのオープン戦の登板内容も記しており「春の5試合の先発は、彼の経験を示すものとなっており、右腕は16・2イニングで17個の三振を奪い、14個の四球を与え、防御率3.86、最終登板では6回のノーヒットイニングというものだった」と評している。

 その上で、他の日本人プレーヤーとも比較しており「コウダイ・センガやマサタカ・ヨシダに比べれば、近年のNPBの実績も乏しいため3番目の存在となる」としながらも、その一方で「しかし、こうも言っておこう。フジナミの代理人がスコット・ボラスであることは、決して偶然ではない。ボラスが彼の才能を信じているのなら、我々の興味は尽きない」として、数多くの大物選手の契約を手掛けてきた敏腕エージェントの名前を挙げ、期待を寄せた。

 そして記事は以下の様に結ばれている。

「フジナミは、土曜日のエンゼルス戦で、NPB時代の宿敵・ショウヘイ・オオタニを相手にMLBデビューする予定だ。私たちはこの試合に注目することになるだろう」

 そのポテンシャルが、メジャーの舞台でどれだけ発揮されるか。今季、藤浪の新天地でのピッチングも、大きな楽しみの一つであることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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