尚弥のいとこ井上浩樹が1年1か月ぶり再起戦で3回KO勝利「ボクシング最高!」
2025年3月31日(月)23時7分 スポーツ報知
1年1か月ぶりの復帰戦をKO勝利で飾った井上浩樹
◆プロボクシング ▽スーパーウエルター級(契約体重67・0キロ以下)8回戦 〇井上浩樹(3回KO)ミハイル・レスニコフ●(31日、東京・後楽園ホール)
元日本、WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者・井上浩樹(大橋)が、ミハイル・レスニコフを3回KOで下し、1年1か月ぶりの再起戦を勝利で飾った。
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥、前WBA世界バンタム級王者・井上拓真兄弟(ともに大橋)のいとこである浩樹は昨年2月、東洋太平洋同級王者・永田大士(三迫)とのアジア王座統一戦で0—2の判定で敗れ、王座から陥落。試合後は現役引退を示唆したが、ウエルター級を主戦場にして再起を果たした。
1、2回は上下に打ち分けながら慎重に試合を運んだが、3回に「えぐいぐらい、手首まで入った。これはやばいと思った」という左ボディーでダウンを奪った。相手は四つんばいではいつくばったまま、10カウントを聞いた。
試合後は「練習も、試合も楽しかった。ボクシング最高です」と笑顔。今後は5月に米ラスベガスで防衛戦に臨む尚弥のサポートに回る。KO勝利を収めた浩樹は「(尚弥に)いいバトンを渡すと言ったら恐れ多いが、これからはサポートに進みたい」と話した。
戦績は井上が18勝(15KO)2敗、レスニコフが14戦8勝(3KO)6敗1分け。