今治セウントイェンス「復帰はまだ先だが…」がん克服後に斉藤光毅と練習も

2023年4月3日(月)11時40分 FOOTBALL TRIBE

ラルフ・セウントイェンス 写真:Getty Images

 明治安田生命J3リーグのFC今治所属FWラルフ・セウントイェンスは昨年5月、内科系の疾患が見つかりオランダへ帰国。古巣のオランダ1部スパルタ・ロッテルダムでFW斉藤光毅らと一緒にトレーニングする中、地元メディアのインタビューで現状を語っている。


 セウントイェンスは昨年3月にFC今治へ完全移籍。4月4日のカマタマーレ讃岐戦で来日初ゴールをマークするなど順調なスタートを切ったかに思われたが、悪性リンパ腫を患っていること判明。リーグ戦3試合でプレーした後、オランダで闘病生活を送っている。


 ただ今年2月の検査で寛解が確認されると、スパルタ・ロッテルダムのトレーニングに参加。かつて横浜FCでプレーしていた斉藤とコミュニケーションをとりながら、復帰を目指している。


 そんなセウントイェンスは今月はじめに、オランダのラジオ局『Omroep Brabant』の制作番組「De Zuidtribune」に出演。「今のところ順調だ。もうすぐ検査を受けるよ。その後、(復帰にむけて)前進できるといいんだけどね。(離脱前よりも)コンディションはまだ全然良くないけど、今後のことについて考えることができる状況だ」と、自身の現状について語っている。


 また古巣クラブのトレーニング参加については「できることはすべてやるよ。(古巣の)スパルタ・ロッテルダムで復帰への第一歩を踏み出したし、うまくいっている、前進しているという実感はある。トレーニングは普段週6日のところを週3日しかしていないけど、その分集中して取り組んでいるよ」と、トレーニング回数頻度の制限を告白。


 「復帰までまだ様々なステップが必要だ。だけど、今スパルタ・ロッテルダムでやっているトレーニングをベースにすれば、日本へ行って次のリハビリを始めることができるかもしれない。まだ先のことはわからないが、少なくとも自分の頭の中では、復帰へのプロセスを踏んでいる。悪い知らせを受けた日本で、この離脱を少しでも早く終わらせるためにもね」と、復帰への意気込みを語っている。


 なお『Omroep Brabant』は同選手の発言をうけて、「セウントイェンスとFC今治との契約は今季終了後までだ。そのFC今治で活躍することが彼の目標である」と伝えている。

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