止まらないぞ! 鈴木誠也、2試合連続弾を含む3安打乱れ打ち カブス同僚も「とてつもない」を感嘆する猛打

2024年4月4日(木)13時11分 ココカラネクスト

一振りで球場を沸かせた鈴木。連日のように快音を響かせる日本人スラッガーに称賛が相次いだ。(C)Getty Images

 29歳の日本人スラッガーが、すこぶる好調だ。

 現地時間4月3日に本拠地リグレー・フィールドで行われたロッキーズ戦に、カブスの鈴木誠也は「2番・右翼」でスタメン出場。5回の第3打席で2戦連発となる2号ソロを放った。

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 この日はまるで打ち出の小槌のようにヒットが飛び出した。とりわけ圧巻だったのが、5回の第3打席だった。相手左腕のジャレン・ビークスがカウント1-2から内角に投じた92.8マイル(約149.3キロ)の4シームを一閃。力強いスイングで打ち出された打球は、速度105マイル(約169キロ)で飛んでいき、一直線に左翼スタンドに突き刺さった。

 前日の同カードでは初回の第1打席にバックスクリーンへ自己最速となる打球速度115マイル(約185.1キロ)、飛距離は414フィート(約126.2メートル)の豪快弾を叩き込んだ鈴木。そんな好調ぶりを維持する2試合連続弾を放った背番号27は、5打数3安打、1本塁打、4打点と乱れ打ち。9-8という乱打戦を制したチームに大きく貢献した。

 これで今シーズンの打撃成績は、打率.333、2本塁打、8打点、出塁率.379、長打率.593にまで伸ばした鈴木。開幕約1週間での快調なスタートには、チームメイトも賛辞を惜しまない。カブスの主砲コディ・ベリンジャーは、前日に放った115マイル弾を「凄いよ。まさにミサイルだ。ああいう打球を打つのは本当に簡単じゃない」と絶賛したうえで、出色のパフォーマンスを見せる日本人スラッガーを称えた。

「(このままいけば)とてつもないことになると思う。もちろん、野球はハードなゲームだから簡単じゃないよ。でも、彼は毎日、毎日、立ち上がって、自分にできるベストを尽くそうとしている」

 打った瞬間の確信弾で、本拠地の熱心なカブスファンを熱狂させた鈴木。彼の快進撃はどこまで続くのかを興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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