トップ4入り目指すアーセナルが敵地で完敗…アルテタ監督「9試合あれば色々なことが起こる」

2022年4月5日(火)12時46分 サッカーキング

 プレミアリーグ第31節が4日に行われ、公式戦6戦負けなしと好調なクリスタル・パレスと来季のCL出場権獲得圏内となるトップ4入りを目指すアーセナルによる“ロンドン・ダービー”は、ホームのクリスタル・パレスが3−0で勝利。一方、敗れたアーセナルは勝ち点でトッテナムと並び、消化試合数は1試合少ないながらも5位に後退した。なお、今節での復帰が期待されたアーセナルの富安健洋はベンチ外となっている。

 試合は16分、クリスタル・パレスが左サイドでFKを獲得。コナー・ギャラガーがファーサイドに送って折り返されたボールにジャン=フィリップ・マテタが頭で合わせ、先手を奪った。さらに24分、センターサークル付近でボール持ったセンターバックのヨアキム・アンデルセンから一本の縦パスで抜け出したジョルダン・アイェウがゴールネットを揺らし、クリスタル・パレスがリードを広げる。

 迎えた後半、2点を追うアーセナルは、エミール・スミス・ロウがアクセントとなってゴールに迫るも、67分にボックス中央からマルティン・ウーデゴールが放ったシュートは枠を捉えきれない。72分にもスミス・ロウらが絡んで最後はエディー・エンケティアのクロスでゴールを狙ったが、クリアされたボールがウィルフレッド・ザハに渡り、一人でボックス内まで持ち込まれてしまう。結局、囲みながらもウーデゴールの足がかかってPKを献上。これを決められて大勢は決した。

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は試合後、前半が良くなかったことを指摘した上で「まずは試合に勝利したクリスタル・パレスが見せたパフォーマンスを称えたい」とコメント。自身のチームに関しては「ボールへの反応が遅れ、デュエルでも劣っていた。ボールを保持できず、できたとしてもプレーが雑で、連動した攻撃や主導権を握ることができなかったし、失点の仕方もよくなかった」と述べ、結果と内容を謝罪した。

 今回の敗戦を受け、アーセナルはトッテナムと勝ち点で並び、CL圏外の5位に後退したが、アルテタ監督は「我々にはまだ1試合残っている」と主張。消化試合が1試合少ないことを強調し、「9試合あれば色々なことが起こり得る。一致団結しなければならないし、重要な試合も残されている。まずは自分たちのことに集中するべきだ。今日の問題はスパーズではなく、前半の我々にあった」と述べ、残りのリーグ戦を見据えた。

 アーセナルは次節、9日にホームでブライトンと対戦。その後、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムといった上位陣との対戦や、5月にはトッテナムとの直接対決も残されている。

【スコア】
クリスタル・パレス 3−0 アーセナル

【得点者】
1−0 16分 ジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)
2−0 24分 ジョルダン・アイェウ(クリスタル・パレス)
3−0 74分 ウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)/PK

サッカーキング

「アーセナル」をもっと詳しく

「アーセナル」のニュース

「アーセナル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ