J1町田 一部報道に関する調査報告書公開 藤田社長は黒田監督のパワハラ疑惑を全面否定 訴訟示唆も
2025年4月6日(日)19時45分 スポーツニッポン
J1のFC町田ゼルビアの藤田晋社長が6日、自身のnoteを更新。黒田剛監督を巡る一部報道について声明を発表し、疑惑を全面否定した。さらに、クラブは調査報告書を公開。そこでもパワハラに該当する言動はなかったという報告がなされた。
町田はこの日、「一部のメディアにおいて、黒田監督に関した報道がされておりますが、極めて悪質な記事であり、大変遺憾です」と声明を発表。「パワハラは事実無根であることをクラブ内で第三者委員会でも確認が済んでおります」とした上で「本件については、Jリーグとも協議した上で、対応してまいります」と今後の対応についても明かした。
町田は同日、調査委員会による報告書を公開。報道機関からの質問状について「本質問状に記載されている事実はほとんどが認められず、一部認められる事実についても、パワー・ハラスメントには該当しない」と結論づけた。
藤田氏は同日に「本日の週刊誌報道につきまして、経緯の詳細をご報告します」と題したnoteを更新。報道機関から送られてきた質問状や、記者および編集部とのやり取りの詳細を明らかにした。
そして、質問状が送られてきた段階で速やかに黒田監督に連絡を取ったことを明かし「長い文章で全くの事実無根であることを私に伝えてくれました。他のフロントスタッフにも話を聞きましたが、これは出鱈目であると確信を持ちました」とした。
さらに、「並行して訴訟も行いますが、訴訟には長い時間がかかり、たとえ勝ったとしてもその時にはもう手遅れです。この記事がきっかけで炎上し、ネットリンチに遭い、パワハラ監督のレッテルを貼られ、デジタルタトゥーが残れば、黒田監督の今後のキャリアを終わらせるだけの力があります。いつも1人で批判の矢面に立ちながら、FC町田ゼルビアを快進撃に導いてきた監督がそんな目に遭うのを、いくらなんでも指を咥えてみているわけにはいきません。なんとしても阻止するために、私も覚悟を決めてこの記事を書いています」と記した。