出てきた、"怪腕" 阪神3連勝の陰で光った育成出身、23歳右腕の好投「近年、まれにみる掘り出しもの」
2025年4月7日(月)12時54分 ココカラネクスト

工藤はチームのピンチを救う快投を見せた(C)産経新聞社
阪神は週末の巨人3連戦に3連勝。今季初の伝統の一戦で投打にわたって力を示し、単独首位に浮上した。
2戦目の佐藤輝明の衝撃の1試合2発、逆方向弾なども話題を集めた中、光ったのは今季からチームに加入した新戦力にもあった。
【動画】この圧巻のピッチング!工藤が甲斐から最後はフォークで空振り三振を奪ったシーン
3戦目の6日のゲーム、1点をリードした6回二死一、三塁のピンチにマウンドに上がったのは中継ぎの工藤泰成。四国アイランドリーグ徳島から育成ドラフト1位入団。キャンプ、オープン戦で快投を示し、支配下を勝ち取った。
迎えたバッターは好調な甲斐拓也。緊張からか初球は外に大きく外れ、154キロ、2球目は内に155キロを計測。2ボールとしながら、ここでギアを上げる。続けて154キロを連発、甲斐も打ちあぐねファウルとし、カウント2−2から最後はフォークで落とし、空振り三振を奪った。ピンチを脱して、マウンド上で大きく吠えた工藤。
最速159キロの右腕が持ち味の球威ある直球とフォークで1点差の僅差の場面で存在感を示した。
メジャーとのプレシーズンゲームでも快投を見せた剛腕はこの試合でプロ初ホールドも記録した。
開幕前から阪神ばかりか他球団ファンからも注目されていた背番号24の快投には直後からネット上で「工藤、いい仕事をしてくれる!」「近年、まれにみる掘り出しもの」「あの直球は打てない」など様々な反応の声が上がっている。
現役時代、勝利の方程式の一員だった藤川球児監督の投手起用も引き続き、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]