ラトバラ、復調の最中に「攻めすぎた」/WRC第4戦ツール・ド・コルス デイ2後コメント

2018年4月8日(日)15時23分 AUTOSPORT web

 WRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスは4月7日、競技2日目となるデイ2のSS5〜10が行われ、前日から2番手以下に大差を付けているセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が首位をキープ。総合2番手にはオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が入り、タナクから0.1秒差の総合3番手にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)がつけている。


■Mスポーツ・フォード


●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合首位


「今日は長かったけれど僕たちにとっては良い1日だった。昨日はただ全力で走行していたけれど、今日は自分たちのアプローチを考えながら走らなければならなかったから、少し難しかったね」


「もちろんいいリズムを維持しようとしていたけれど、それと同時に、あまり多くのリスクを取りたくないと思っていた。それでも各ステージでリードを広げることができたから、それには本当に満足しているよ」


「まだ先は長い。ラリー全体で最長のステージがこれから控えている。週末中ずっと良い感触を持てているから、その調子で明日を終えたいと願っている。目標はフィニッシュラインを超えることだから、最大限にプッシュすることはしないつもりだけど、ラリーが終わるまで勝負は終わらないからね」

セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)


●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合6番手


「午前中は最高というわけではなかった。それに所々でためらうことが多すぎたように感じている。大ごとではないけれど、そうしたことはすぐに積み重なっていくんだ」


「午後にはいくつか改善を施すことができ、コクピットでもっと落ち着くことができた。フィル(・ミルズ/コドライバー)とは今日もより一層打ち解けることができたし、明日に期待できるような前兆もあったよ!」

エルディン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)


●ブライアン・ブフィエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2 リタイア


「がっかりしているのは確かだけど、これもモータースポーツの一部だし、こういうことが起こり得るのは分かっている。このマシンは僕にとってまだとても新しいものだけれど、自分のペースには満足していた」


「それでも改善し理解するべきことがたくさんある。そういう意味では、何度か良いタイムを出せたことはとてもよかったし、この素晴らしいマシンでもっと走行距離を重ねたいと願っている」


■ヒュンダイ・モータースポーツ


●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合7番手


アンドレアス・ミケルセン
「順位表の総合7位は、望む順位でも予想していた順位でもない。アンダーステアにとても苦しんでいた。そのせいで今日のような道幅の広いレーシングスタイルのステージでは、状況はさらに悪くなっていった」


「午前中の走行では前の集団に近づくことができたけど、順位を上げるのに他のドライバーの不運を当てにしたくはない。先頭集団で戦う方がいいよ」


「午後は自分のドライビングスタイルを変えようとしてみたけど、ほとんど改善できなかった。ラリーの最後の最後までマシンの改善を続け、ペースの向上を試みることが僕たちにとって重要だ」

アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20 WRC)


●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手


「またも厳しい1日になり、話すことはあまりない。各ステージでできる限りプッシュしていったが、ときには少々危険すぎたことがあった。表彰台のポジションを守ろうとすることが、僕たちにできるすべてのことだった」


「マシンのセットアップに苦戦しているときがあったし、コースの何カ所かは僕たちのマシンと相性が悪かった。昨日のように、達成できることにある程度限りがあることを受け入れなければならなかったんだ」


「総合2位の座を守ることは無理な目標になってしまったから、これから期待できるのは3位を維持することだけだ。これまでのところヒュンダイ・モータースポーツにとって難しい週末だが、ダメージはできるだけ小さくしたい」

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)


●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合5番手


「今日のステージのためにマシンに改良を施した。おかげで自信を持つことができたけど、タイムはほんの少ししか改善できなかった。常にプッシュしていたし、できることはすべてやった。でもまだ解決できていないセッティングの問題があるんだ」


「他のクルーにも同じような問題がある。僕たちにできることは、フロントエンドグリップをもっと得られるようにマシンを調整し、明日のロングステージで改善を目指すことだけだ。遅すぎるかもしれないけれど、戦わずして諦めるようなことはしないよ」

ダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)


■シトロエン・レーシング


●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合10番手


「僕たちは総合2番手をかけて戦い、限界までハードにプッシュしていた。残念なことに、ポール(・ネイグル/コドライバー)と僕の間で、今まで決してなかったことが起きてしまったんだ」


「彼はペースノートを読むのに混乱してしまったんだ。でもそれもラリーなんだよ。こんなことが起きたのは本当に初めてのことだ」


「僕たちがコースを外れたことは過去に何度かあったけど、それは僕のミスで彼のせいではなかった。でも、僕たちは勝つときも負けるときも一緒なんだ。僕たちはこのことからすぐにでも立ち直るよ」

クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)


●セバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合16番手


「今日は僕たちにとってとてもいい1日だった。ともかく昨日よりはね! 落ち着いているときは、そうすることができると分かっているかのようにプッシュできたし、今日は大きな自信を持ってC3 WRCのステアリングを握ることができた」


「マシンをこの路面で走らせるのは本当に楽しかったよ。バランスのとれたマシンだし、エンジンは本当によく回っている。1日をとおして良いタイムを出せてうれしいよ」

セバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)


■トヨタ


●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2 リタイア


「日中のサービスでクルマにいくつか変更を施したところ、素晴らしいフィーリングが得られ、自信を持って攻められるようになった。チームには本当に感謝しているよ」


「しかし、(SS8では)少しハードに攻めすぎたのかブレーキングが遅れ、残念ながらクルマのリヤを木にヒットさせてしまった」


「オットとエサペッカは今回とても好調で速いのに対し、僕はずっと苦戦していた。けれど、ようやくスピードを取り戻せていたんだ。自分がなぜ間違った方向に進んでしまい、速くなかったのかを学習したから今後に活かしたいと思うよ」


●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手


「3位の選手とは0.1秒差、そして4位のエサペッカとは10.4秒差だから、明日はきっと面白い1日となるだろうね」


「エサペッカは非常に良いタイムを何度も刻み、とても自信があるように見えた。僕らのクルマもフィーリングは全体的にとても良く、ペースも終始安定していた」


「(今日は)限界まで攻めるのではなく、良いリズムを保ちながら適切なスピードで走ることを心がけました。明日はどのようになるのか、楽しみです。最初のSSは非常に長いので、走りのリズムが重要になるだろう」

オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)


●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合4番手


「とてもポジティブな1日になった! 1日を通して速く走ることができてうれしくしく思うよ」


「昨日はより良いセットアップを見つけるために本当にハードな努力を続け、その結果、クルマは非常に良いフィーリングで楽に運転することができ、苦労することなく良いタイムを出せるようになったんだ。ハードにプッシュしなくとも、ごく自然にタイムが出るんだよ」


「明日のSSは皆にとって未体験のコースだけど、僕にとってはむしろ好都合だ。自分自身のペースを保ち続けることに集中する。けれど、激しく攻めるつもりはないよ。現在の4位という順位でも十分満足だけど、ひとつでも、ふたつでも順位が上がればそれも悪くないかな」

エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)


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