「彼がやっていることはクレイジー!」直近5戦3発と”異次元モード”に入った大谷翔平を敵軍ナインも激賞!「同じ時代にプレーできることを光栄に思う」

2024年4月9日(火)18時49分 ココカラネクスト

努力を惜しまない大谷を敵軍ナインも高く評価している(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平が調子を上げてきた。

 現地時間4月8日(日本時間9日)に敵地で行われたツインズ戦に「2番・DH」で先発出場、初回の1打席目を二塁打とすると3打席目にも二塁打を放ち、メジャー挑戦後では自己最多となる5試合連続のマルチ安打を記録。さらに第4打席、7回二死の場面で対戦した広島、ロッテでもプレーした経験を持つ右腕・ジャクソンのスライダーを捉えるとボールはぐんぐんと伸びて左翼スタンド前段に飛び込んだ。打球速度106・9マイル(172キロ)、飛距離376フィート(約115メートル)、打球速度38度という一発となった。

【動画】レフトスタンドへ!大谷翔平が今季3号アーチのシーン

 開幕8試合ノーアーチが心配されたが、3日(同4日)のジャイアンツ戦で今季初アーチをかけてからは直近5戦で3発と急速に状態を上げてきている。これで打率は.352まで上昇、OPSも1.075、本塁打は松井秀喜氏の持つ日本選手歴代最多175本にあと1本と迫る。

 今オフはドジャースと10年に及ぶ大型契約を結んだことも、話題を呼んだ。常勝軍団に加入しても一歩もひけを取らないパフォーマンスを継続させている点には敵軍ナインからも絶賛の声が寄せられている。

 ツインズの地元局で放送された選手インタビューでは投手のブロック・スチュワートが大谷に対して「ショウヘイ・オオタニは世界最高で史上最高の選手。彼がやっていることはクレイジー、打てる、投げられる、走れる、全部できる。本当に本当にスペシャル」と称賛の言葉を惜しまない。

 先発を務めるパブロ・ロペスも二刀流として着実に道を歩む大谷に対して「彼の日々がどれだけの長さなのか、正しいルーティンを見つけるのにどれほどの時間がかかったのか、それを考えるだけでも彼に対する尊敬の気持ちが湧いてくる」と気持ちをおさえられない。

 続けて「ここ数年の彼のパフォーマンスを見ていて、彼と同じ時代にプレーできる事を光栄に思っている。あんな活躍を目撃できているという事をありがたく思うから」と同時代に生きていることを感謝すると話すなど、まるでレジェンドに接するかのような敬意の念を示した。

 昨季は投手としては規定投球回にこそ届かなかったものの10勝5敗、防御率3.14、打撃面では44本塁打をマークし、ア・リーグで日本人初の本塁打王に輝いた。昨年9月に2度目の右ひじの手術を受けた影響も心配されたが、懸命にリハビリに取り組み、開幕に間に合わせた。

 野手として出場を続けながら、投手としても今年中の復帰を目指し懸命にプログラムに取り組むなど前向きな姿勢を崩さない。すべてにおいてあきらめず、高みを目指しているからこそ、尊敬される。

 ユニコーン・大谷の快進撃に今季も様々な方面から熱視線が向けられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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