「この騒ぎは一体、何なのか」大谷翔平の”影響力”にツインズ地元記者も驚愕!「声援がブーイングを掻き消した」

2024年4月10日(水)17時0分 ココカラネクスト

ミネソタのファンも大谷のプレーを楽しんだようだ(C)Getty Images

 打撃が冴えわたり、注目度も高まり続けている。

 ドジャースの大谷翔平は現地時間4月9日(日本時間10日)、ツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で2塁打を記録、これで6試合連続安打となった。試合はドジャース先発のタイラー・グラスノーが7回を投げ14個の三振を奪う力投もあり、6-3で前日に続きドジャースが勝利している。

【動画】強烈なライナー!大谷翔平が二塁打を放つシーン

 ツインズの本拠地、ターゲット・フィールドでインターリーグとして行われている3連戦。現在ア・リーグ中地区下位に沈むツインズに対し、この日もドジャースは力の差を見せつけ連勝を飾った。初戦ではドジャース打線が10安打を放ち、大谷は3安打、3号本塁打もマークした。この2戦目でも好調ウィル・スミスなど中軸に本塁打が生まれており、ナ・リーグ最速で白星を2桁に乗せている。

 今季、レギュラーシーズンでは両軍にとってこれが最初で最後の顔合わせであり、敵地で2連勝と勢いに乗るドジャースに対し、ツインズは力なくカード負け越しが決定。地元メディアでは普段は交わることの無いスター軍団との対戦を迎え、チーム力の差を目の当たりにするとともに、やはり大谷に特別な感情を抱いているようだ。

 ミネソタのスポーツ情報を発信する『Bring Me The Sports』は現地時間8日(同9日)、初戦終了後に大谷の特集記事として、「7億ドルのバブルに包まれた象徴、ショウヘイ・オオタニはプレーを続ける」と銘打ったトピックを配信した。

 同メディアのブライアン・マーフィー記者による記事は、大谷のさまざまな話題に言及する内容となっており、開幕直後に持ち上がった違法賭博疑惑への見解や、初戦試合開始前に行われた大谷のインタビューのコメントも紹介。また現在、大谷がキャッチボールを行ないマウンド復帰へと順調に進んでいることなども記している。

 その上で、同メディアは「ベーブ・ルースがこのスポーツの元祖であり最後の二刀流スターとして、100年前に野球ボールを粉砕し、相手打線を切り裂いた白黒のサイレント映画がちらつくような現象を思い起こさせる」と大谷の存在を評しており、さらに「熱狂的なファンであろうと、カジュアルなファンであろうと、彼がマウンドに戻り、『二刀流』を続けられるよう、完全復活を応援するはずだ」と論じている。

 他にも初戦のゲームについて、「夜に集まった15,000人以上のファンのうち、明らかにツインズファンの数を上回っていたドジャーブルーの服を着たファンは、オオタニが1回に打席に立つと、わずかなブーイングを歓声でかき消していた」として、スタープレーヤーを迎え入れたスタジアムの様子を振り返った。

 マーフィー氏による、大谷への印象などが記事の中に綴られている一方で、「ドジャースは2011年以来ターゲット・フィールドで6連勝しており、両チーム間の交流戦22試合中16試合で勝利している」として、地元球団の分の悪さも指摘。またトピックの締めくくりとして、「この大騒ぎは一体何なのだろうか」と記し、大谷の話題性を強調している。

 やはり「日本人スター」の一挙手一投足には敵地メディアからも熱視線が送られている。そして、球団の壁を越え、大谷のプレーが多くの人々を魅了していることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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