42歳のアロンソがアストンマーティンF1と複数年契約、2026年にはホンダと再タッグへ「心身ともに準備が整っている」

2024年4月12日(金)5時55分 AUTOSPORT web

 アストンマーティンF1チームは、4月11日、現在のレースドライバー、フェルナンド・アロンソと新たに複数年契約を結ぶことで合意したことを発表した。


 2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソは、現在F1現役ドライバーのなかで最年長の42歳で、F1デビューは2001年。2018年末でいったんF1から退いたものの、2021年にアルピーヌからF1復帰を果たし、アストンマーティンには2023年に移籍した。この年、アロンソは、アストンマーティンの優れたマシンと共に、2位を3回、3位を5回と、表彰台を8回獲得し、ドライバーズランキングで4位となり、チームのコンストラクターズ選手権5位浮上に貢献。アロンソは今年も速さとスキルを発揮し、全く衰えを見せていない。

2023年F1第21戦サンパウロGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が3位


 アストンマーティンとの契約が今年末までだったアロンソが2025年以降もF1活動を続けるのかどうか、どのチームで走るのかについて、憶測が飛び交い、メルセデスやレッドブルが獲得を検討しているといううわさもあった。しかしアロンソはアストンマーティンとの契約を更新、複数年契約を結んだことが明らかになった。つまり、アストンマーティンがホンダのパワーユニット(PU)を搭載し始める2026年にもアロンソはチームに残るということになる。アロンソは2015年から2017年にマクラーレン・ホンダで走っており、ホンダとの再タッグが実現するかたちだ。


 2026年にはF1に新たな技術レギュレーションが導入され、現在メルセデスのパワーユニットを搭載するアストンマーティンは、F1に復帰するホンダとのワークスパートナーシップのもとで、新たなスタートを切る。


「過去数カ月にわたり、僕のF1での将来について、さまざまなことが言われたり、書かれたりしてきた。今日、僕がアストンマーティン・アラムコと複数年契約を結び、チームに残留することを発表できてうれしく思う」とアロンソはコメントしている。


「今年初め、僕が言っていたのは、まずはレースを続けたいかどうかを決め、そのうえでチームとじっくり話し合うつもりだということだった。2023年にこのチームに加入した瞬間から、非常にリラックスし、なじむことができた。それからわずか15カ月の間に、僕たちはともにたくさんの成果を挙げ、思い出に残る表彰台や戦いを経験してきた」


「(チームオーナーの)ローレンス(・ストロール)、(グループCEOの)マーティン(・ウィットマーシュ)、(チーム代表)マイク(・クラック)が示してくれた信頼に心から感謝する。(チームメイトの)ランス(・ストロール)とともに、他に何を達成することができるのかを見ていくのが楽しみだ」


「このプロジェクトは始まったばかりだ。その一員であることを誇りに思う。今の僕は、身体的にベストの状態であり、ハングリーさも失っていない。チームが世界チャンピオンを目指す旅を続けるなかで、全力を尽くしていくつもりだ」

2023年F1第21戦サンパウロGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が3位を獲得


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