酒井宏樹、バースデー弾! マルセイユが5発、逆転でELベスト4進出

2018年4月13日(金)9時28分 サッカーキング

バースデーゴールを決めた酒井宏樹 [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグが12日に行われ、日本代表DF酒井宏樹のマルセイユ(フランス)とライプツィヒ(ドイツ)が対戦。同日に28回目の誕生日を迎えた酒井は先発メンバーに名を連ねた。

 5日に行われたファーストレグでは0−1と敗れているマルセイユ。アウェイゴールを奪うことができず、ホームでの逆転を目指す。しかし開始2分で早々と失点。ライプツィヒにペナルティーエリア内で細かいパス交換を許し、ブルーマに右足シュートを決められた。

 マルセイユはアウェイゴールを許したことで、逆転突破のためには2点差で勝たなければならなくなった。試合は点の取り合いとなる。失点から4分後、マルセイユは右CKからゴール前で混戦を作り、最後はシュテファン・イルサンカーのオウンゴールを誘発。同点に追い付いた。

 さらに3分後、マルセイユはカウンターから敵陣左サイドでパスを受けたディミトリ・パイェが、ピンポイントのクロスをペナルティーエリア右側へ。モルガン・サンソンが右足ボレーで合わせると相手GKに弾かれ、さらに詰めたシュートも阻まれる。しかし、諦めずに反応したブナ・サールが右足で押し込んだ。マルセイユが連続ゴールで逆転に成功した。

 マルセイユの攻勢は続く。38分、敵陣右サイドからのFKをパイェがゴール前へ蹴り込むと、ペナルティーエリア中央からフロリアン・トヴァンが右足で合わせてゴールネットを揺らした。3−1となり、マルセイユが初めて2試合合計スコアでリードした。

 2点差を維持して勝利を収めれば準決勝進出が決まるマルセイユ。だが後半の戦いも一筋縄ではいかなかった。55分、ライプツィヒのナビ・ケイタにドリブルでペナルティーエリア左側に進出されると、ヒールパスを受けたジャン・ケヴィン・オギュスタンに右足シュートを決められた。

 2試合合計スコアは3−3。アウェイゴール数で及ばないマルセイユが突破するためには、さらに得点が必要な状況となった。すると60分、パイェがドリブルでペナルティーエリア右手前から縦へ持ち出す。またぎフェイントでマークを剥がすと、最後は右足アウトサイドでの鮮やかなシュートをゴール左隅へ決めた。

 再び準決勝進出へ前進したマルセイユは後半アディショナルタイム3分にピンチを迎えたものの、ペナルティーエリア内から打たれたシュートをGKヨハン・ペレが何とかセーブ。さらに左CKではGKも攻撃参加するパワープレーでゴールを狙いに行った。しかし、ショートコーナーからのクロスをマルセイユがブロック。カウンターに転じると、敵陣右サイドのスペースでパスを受けた酒井が無人のゴールへ狙い済ました右足シュート。転々とするボールがゴールネットを揺らした。

 酒井のバースデーゴールで、マルセイユが安全圏の3点差に。試合は5−2で終了。2試合合計5−3と逆転し、見事にELベスト4進出を決めた。5得点目を挙げた酒井はフル出場で、誕生日を勝利と逆転突破で飾った。

【スコア】
マルセイユ 5−2(2試合合計:5−3) ライプツィヒ

【得点者】
0−1 2分 ブルーマ(ライプツィヒ)
1−1 6分 オウンゴール(シュテファン・イルサンカー、ライプツィヒ)
2−1 9分 ブナ・サール(マルセイユ)
3−1 38分 フロリアン・トヴァン(マルセイユ)
3−2 55分 ジャン・ケヴィン・オギュスタン(ライプツィヒ)
4−2 60分 ディミトリ・パイェ(マルセイユ)
5−2 90+4分 酒井宏樹(マルセイユ)

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