【オリックス】プロ野球新の開幕敵地8連勝 杉本裕太郎2発で球団史上最速開幕14戦目10度目2ケタ安打
2025年4月14日(月)5時0分 スポーツ報知
3回無死、杉本裕太郎はソロ本塁打を放ち、昇天ポーズを決める(カメラ・竹松 明季)
◆パ・リーグ 楽天1—6オリックス(13日・楽天モバイルパーク)
オリックスが開幕からの敵地連勝を8に伸ばし、両リーグ最速で10勝に到達した。開幕からの敵地8連勝は、フランチャイズ制が施行された1952年以降のプロ野球新記録。単独での両リーグ最速10勝到達は、球団では阪急時代の1987年以来38年ぶりだ。打線は球団史上最速となる開幕14戦目で10度目の2ケタ安打をマークした。
オリックスは打線も3戦連続の2ケタ安打で、楽天を圧倒した。開幕14戦で早くも10度目で、残る4試合もすべて9安打。チーム打率は12球団断トツの3割超えだ。初回3点の速攻に、岸田監督は「(相手の)立ち上がりをしっかり攻められた。どうにか投手を打ち崩す、点を取るっていうところを、全員ができている」と目尻を下げた。
4番・杉本は2本のアーチを含む3安打2打点。二塁打2本の西川とともに休養明けで結果を残した主砲は、「積極的に打つべきボールを打てた。ちょっと出来すぎ」と白い歯を見せた。17年にプロ初安打初本塁打を記録した仙台での大暴れに、「観覧車とかメリーゴーラウンドとかがあるところが好き」と舌も滑らかだ。
打率をリーグ4位の3割7分8厘、本塁打を同2位の4本としたラオウは「結構打てているつもりだけど、まだ僕より打率高い人が何人かいる。チーム内でいい競争ができている」と同1位の5本塁打、12打点の頓宮らの存在に刺激を受けている。“令和版いてまえ打線”の勢いが止まらない。(南部 俊太)