藤田寛之は今季“最初で最後の”日本舞台でホストVへ 「“におい”を今年こそはさせる」

2025年4月17日(木)7時58分 ALBA Net

米国を主戦場に戦う藤田寛之が今季唯一の日本大会でホストVへ(写真:大会提供)

<ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント 事前◇16日◇箱根カントリー倶楽部(神奈川県)◇7060ヤード・パー71>

今季、米国シニア「PGAツアー・チャンピオンズ」を主戦場に戦う藤田寛之が、ホストプロとして「ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント」に出場する。今年、日本で戦うのは今大会が最初で最後の予定となっている。


というのも、昨年の「全米シニアオープン」で2位に入ったのをきっかけに、米シニア「PGAツアー・チャンピオンズ」のプレーオフシリーズに進出。2戦目で3位に入ったことで大きくポイントを上積みし、今季のフルシード権を得た。今年はすでに6試合に出場し、3月の「Cologuard Classic」の12位タイがここまでの最上位だ。

この大会が終わると、11月までは日本には戻らない。「せっかくそういう舞台に行けるのであれば、“どっぷり”やってみたい」と世界最高峰の舞台に集中していく。そのためにも、今週は後悔のないプレーをしていきたいところ。

今大会の主催は藤田がスポンサー契約を結ぶ株式会社ノジマで、藤田の出場は3年連続3回目。2023年は19位タイ、昨年は38位タイで「この試合で優勝争いができていない」と申し訳なさそうに話す。

「ホストとして優勝争いをしたい。『あれ、もしかしたら藤田ホストプロ来る?』みたいな。そういう空気を出したい。せっかくサポートしていただいているので、それが恩返しかなと思っています。そんな“におい”を今年こそはさせる」と、存在感を示したいと考えている。

舞台となる箱根カントリー倶楽部(神奈川県)は「広くて長い」コースレイアウトになっており、ホールの両サイドの木は少なく、高さもない。広いからこそ、的をしぼりにくい。そして風が通りやすく、ひとたび曲げると “ナイスキック”というラッキーはあまり期待ができない。


だからこそ、「ショットもしっかり打たないといけないし、グリーンのアンジュレーションもあるのでアプローチでのセーブもしっかりしたい」と警戒。ショットの精度がカギになるが、マネジメントも徹底していく。

一方で、米国の舞台で戦う藤田だからこそ感じることもある。「この箱根の狭いグリーンは少し海外の雰囲気がある。戦略性が高い。(グリーンの)逆目と順目ではっきりしている。せっかく海外を回ってきているので、少しでもプラスに働けたらうれしい」。これまで得た経験の成果を海外と似たコースで発揮できるかが、優勝争いへのカギとなる。


「とにかく“におい”を今年は出したい。最後はなくなってもいいけど、途中だけでもいい。いままでは『藤田どこにいる?』みたいな感じだったので」。とにかく、この2日間競技でリーダーボードの上位に“藤田寛之”の名前を表示させるのが目標だ。今季唯一出場予定の母国ホスト大会で悔いのない戦いを魅せたい。(文・高木彩音)


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