大一番で2点先取も…DFクンデが手痛い逆転負けに悔恨「がっかりだし、怒っているよ」

　セビージャのフランス代表DFジュール・クンデが17日に行われたラ・リーガ第32節レアル・マドリード戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

　ラ・リーガ第31節終了時点で16勝12分3敗の3位セビージャは、17日に行われた第32節で首位レアル・マドリードと対戦。逆転優勝に望みを繋げたいセビージャは21分にMFイヴァン・ラキティッチのゴールで先制に成功すると、25分にFWエリク・ラメラが追加点を挙げてリードを2点差に広げた。しかし、50分と82分にゴールを許して追いつかれると、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを喫する。試合はこのまま2−3で終了し、手痛い敗戦となったセビージャはレアル・マドリードとの勝ち点差が「15」に開いてしまった。

　まずクンデは「こんなにも違う45分ハーフができるなんて、がっかりだし、怒っているよ。前半はインテンシティが高く、意欲的で、いいプレーをしてダメージを与えることができた」と言及。その一方で「後半は明らかに自分たちのキャラクター不足が原因。彼らが向上し、より野心的でインテンシティのあるプレーをしたのは事実だけど、僕たちはあまりにも落ちすぎた。前半は良かったのに、ポゼッションと自信を失ってしまったんだ」と敗因を口にした。

　首位レアル・マドリードを“エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン”に迎えた大一番で、熱情のこもった声援を送り続けたセビジスタについて、クンデは「ファンを誇りに思うとともに、（チームが）そのレベルに及ばなかったことに失望している。彼らは僕たちに多くのものを与え、とても良い夜になるはずだった。敗戦はもちろん、セビジスタに勝利を与えたかったから、残念でならない」と悔恨。それでも「自分たちのリアクションが重要。数日後にはまた試合があるし、チャンピオンズリーグに出場するためには、6つの決勝戦が残っている。これまでにも厳しい敗戦の後、チームは立ち上がってきたのだから、必ずや立ち直ると確信しているんだ。バレンシアではきっといい試合ができるだろう」と21日に行われるラ・リーガ第33節レバンテ戦に向けて、意気込みを示している。